江別創造舎

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ゲートボール熱

2014年03月20日 | 歴史・文化

 50年代の中頃から高齢者の間にゲートボール熱が広まりました。

 火付け役となったのは、市民体育館の高齢者健康教室ですが、当時は屋外コートが整備されていなかったため、今日にみる一般の普及はまだ先のことになりました。

 57年7月、市土地開発公社では大麻(おおあさ)駅前の業務用地の一部を公共緑地広場として造成、あわせて3回のゲートボール用のコートをつくりました。

 さっそく同コートで、大麻(おおあさ)老人憩の家連絡協議会主催の初めの大麻(おおあさ)地区老人クラブ対抗のゲートボール大会が拓かれました。
この日参加したのは大麻(おおあさ)地区の9老人クラブから約100人という盛況ぶりでした。
 まだ、基本的なルールやテクニックも十分普及されていない段階でしたが、参加者は和気あいあいと玉ころがしを楽しむのでした。
やがて、各地区の老人クラブなどへ波及し、ゲートボール熱は、一気に高まり、59年4月に至り、江別ゲートボール協会(15団体・194人)の発足をみることになりました。
 
 こうした愛好者の増加に伴い、コートも激増しました。
すなわち、市有地、民有地のうち、当面使用予定のない用地は、地域の老人クラブなどの要請により、つぎつぎと造成され、59年秋には22面の多くを数えるに至りました。
また、前後して市内の三つの体育館が週1回の割合でゲートボールに開放するなど、ゲートボールは高齢者の代表的なスポーツとして、市民権を獲得したといえます。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」587頁.
写真:坊主山スキー大会
 同上書581頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。


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