江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

北海道指定文化財 野幌屯田兵第二中隊本部

2008年07月29日 | 歴史・文化
 野幌屯田兵第二中隊本部は、屯田兵入地直前の建築と推定され、野幌兵村のほぼ中央、棟兵場に隣接した二番通りに面して建っていました。

 建物は、洋風二階建て、建築面積150.72平方メートル(48坪)、屋根は切妻造りで柾茸(移築後亜鉛板茸)、小屋構造はバルーンフレームと呼ばれ、開拓当時のアメリカ風建築手法が用いられていました。
 内部は、中隊長室・下士官集会室・事務室・軍医室などに分かれ、屋根裏の2階は兵器・演習用具などの物品格納庫として使用されていました。
 大正12(1913)年、江別第二小学校側に移され、農業振興会事務所や教室などに使用していました。
平成6(1994)年、元の位置に近づけられ、可能な限り創建当時の形態に復元されたのです。

 現在は、「屯田資料館」として屯田兵関係資料が展示され、一般公開されています。
 当資料館の公開期間は、4月下旬から11月3日までの土曜日・日曜日・国民祝日(10:00~17:00)となっています。入場料は、大人100円、小中学生50円です。
 なお、屯田資料館へお出かけの際には、江別市郷土資料館(江別市緑町西一丁目38/入館料別途要・開館日か応日~日曜日)にもお立ち寄りになると、一層江別市史を深めることができます。
(ご参考)当ブログ7月23日(水)「野幌屯田兵」
     当ブログ7月22日(火)「野幌兵村」
     当ブログ7月15日(火)「北海道三県一局の成立」
     当ブログ7月10日(木)「空知集治監の開設」
     当ブログ7月 9日(水)「開拓使官有物払い下げ事件~開拓使廃止」
     当ブログ7月 6日(日)「西洋式江別兵屋とロシア式篠津兵屋」
     当ブログ7月 3日(木)「教師頭取兼顧問ケプロンの北海道開拓」

註:江別市教育委員会「史跡が語る江別の歩み」参照掲載いたしております。  
写真:北海道指定文化財 「野幌屯田兵第二中隊本部<現屯田資料館>」
   北海道江別市野幌代々木町38
コメント
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