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コタツ評論

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以前から気になっていたこと

2013-02-08 00:36:00 | ノンジャンル
日本放送協会のニュースをぼんやり眺めていたら、天皇皇后両陛下が葉山に行かれたという。海を見わたす丘のようなところに、両陛下が立っておられた。強い風が吹き、陛下の髪を乱していた。はて、葉山の御用邸はあんなに高い場所だったかと思っていたら、カメラが引いて一般の人々が映された。すると御用邸ではないなと納得したのだが、納得できないことも映されていた。

例によって両陛下はにこやかに人々と交歓されておられたのだが、両陛下が無帽なのに少なからぬ人々が帽子をかぶっている。人々は距離をおいてかこむように両陛下に対しているわけだが、ときおり天皇陛下から歩み寄ってお声をかけられたりしている。しかし、人々は帽子をかぶったまま、映っているかぎり、誰も脱いでいない。中年以上の年配者と思われるのに、ずいぶん失礼な真似だと思う。

陛下を間近にしているなら帽子をとるべきだろう。少なくともおそば近くに接したなら、帽子をとってそのお声を聴くなり、お答えするのが常識的な礼儀ではないのか。ケンカをしようというのではなく、道を尋ねられたのでもなく、会社の上司や先輩、あるいは取引先の人などに道端で出会ったとしたら、そこで立ち話になったら、まずかぶっている帽子はとるだろう。天皇陛下とお言葉をかわす場合にかぎらず、それが礼儀であり常識というものだろう。

日本人は日本の美しい自然やその伝統ある文化を愛しているとよくいわれる。ほとんど根拠もないたわごとにしか思えない。むしろ自然や文化にほとんど関心がないという証拠なら、いくらでも数え上げられるのと同様に、天皇陛下への「自然」な敬愛の念というのも、かなり疑わしく思える。せいぜいが芸能人とかわらぬ有名人あつかいではないか。

もちろん、私もふだん友人や知人と話をするとき、話が及んでも陛下とはいわないし、敬語や丁寧語も使わない。しかし、私的領域以外では、自らの主義主張や好悪の感情とはべつに、最低限の礼節は守らなくてはならない。それが常識だと思う。以前にも、劇場に入ってきた両陛下に、立ち上がらず座ったまま迎えた、これは一般人ではなく、政府関係者たちの姿に驚いたと書いたが、いまや非常識が常識になったようだ。





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