ま、そのう、わざわざ聴くという歌ではないというか、パチンコ屋とかラジオや有線放送などから流れているのをふと耳にする、辛い想い出とだぶる、くしゃくしゃの泣き顔、突っ張った両腕、濡れて光る足下のネオン、安物のサンダル、「京都にいるときゃ~」、胸が詰まるわな。たとえ、男の作詞家が主に水商売の女を想定して書いた他愛もない歌詞でも、歌い手によってはリアルになる。ま、嫌いな人は寒気がするくらいこの手の歌を避けるから、一度、小林旭の民謡を聴いてみるとよい。トランペットのように器楽的な声によって、聞き慣れた民謡がまったく違って聴こえるだろう。
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