
周知のように、日本最高のコンビニエンスストアはミニストップである。淹れ立てコーヒーに、何種類ものポテト、充実したソフトクリーム類など、かねてより、レジカウンター前の強力な布陣は他の追随を許さなかったが、さらにそのフライ戦列に、かわいいUFO形をした新戦力「バリちびたこ」が配備された。
バリとは、もちろん、インドネシアのバリ島とは関係なく、「ガチ」の類縁語の「バリ」でもない。コンクリート打ちやプラスチック成形などの作業では、型(枠)からはみ出す、この「バリ」と呼ばれる不細工な部分が必ず発生し、それは削り取られたり研磨されて仕上げられ、はじめて完成品となる。通常のタコ焼きでも、バリは発生し、処理されている。鉄板の半円球のくぼみにタネを流し入れ、あふれた部分は、焼き乾いてから、千枚通しで内側にたくし込まれる。
バリちびたこの製造工程は不明だが、たぶんタイ焼きと同じ、タコ焼き鉄板をひっくり返して焼き上げる方式だろう。タイ焼きのバリもなかなか香ばしくて嬉しいものだが、バリちびたこにおいては、このバリの触感に注目し、本来、捨てられるものを売り物にする逆転の発想といえる。略称前なら、バリとチビなタコ焼き、andで並び立つ構えだ。198円っ。
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