おいしいか是非にということで作って見ました、揚げ玉入り蓮根の煮物です。
なぜ贅沢かというと・・・
大阪に天ぷらを食べに行った折に、その天ぷら屋さんに揚げ玉をオネダリしました。
美味しい天ぷらですからね(ミシュランに載るほどの)、揚げ玉もミシュラン仕様でございます。
食べたことがなかったので蓮根を切るところから悩みました。
薄いスライス?それともゴロゴロ感のあるぶつ切り?
歯ごたえのあるのが好きですから、小さめの乱切りにしました。噛んだときに質感があって存在感がある。そのほうが好きなんです。
彩に人参も加えて、コトコト煮込みます。
ほぼ出来たところで、揚げ玉を投入します。
それだけなんですが、こってりまったりとした味わいが・・・ご飯が進みます。
やばい美味しさです。でもそこを我慢して一晩置くことにしました。
味が染みたほうが美味しいらしく、是非にと強くお勧めされたので、おとなしく待て!状態に。
翌日、おそるおそる口に入れてびっくりです。ほんと昨日より美味しさ増し増しでした。
日本酒ほしいなぁ・・・日本酒ほしいなぁ・・・と思いながらご飯で一気に食べてしまいました(笑)
肝心の川原崎の天ぷらはこちらです。
2度目の訪問、大阪の河原崎(かわらざき)です。
今年一月に場所を移転して、以前よりも奥行きのあるレイアウトになっていました。
席数は同じ8席です。
席についたときのテーブルセッティングは、私にとって今から始まるシェフとの勝負なのでかなり重要です。
気合が入るんですよw
小さな声で言うなら、ミシュランなどもテーブルセッティングはチェック事項だと思います。
今回は特に白身魚(鯛、コチ、鰈・・・なと数種類)の食べ比べが印象的でした。
野菜も契約農家があったりして、素材から真剣勝負です。
蛸も鮑も酒蒸しなど、調理したものを天ぷらに!
店主さんにお話を伺えば、その食材を出すために事前にいろいろ試行錯誤して、これならと思うレベルになったらお出ししているということでした。
つまり、これならというまで食べてるってことですよね。まぁ料理人ならそれは当然のことなのかもしれません。そういえば、店主さんのお腹が少しほっこりしてきたかも?(笑)
旬の素材の美味しさをタイムリーに提供するって結構緻密な計算が必要かもしれません。
その一瞬を逃さない、しかも素材を引き出してお客の前のお皿に置かなければなりません。たゆまぬ努力が一口でお客に評価されるって・・・作り手にとって結構怖いことではないかと思います。
このまま姿勢を変えずに美味しい天ぷらを追求していただきたいと思います。
もう食べれませんと言いましたが、それが許されることもなく、最後に天茶が出されました。
すごい・・・このお茶と天ぷらの相性がすごく印象に残りました。
実は3品目くらいで腹八分目だったのですが、頑張りましたよ。
ギブアップすることなく最後まで食べきりました。