アラドーロ テスト走行後の点検

テスト走行も完了したアラドーロですが、
各部チェックの為、シリンダーヘッドを分解点検致しました。







時間がかかりお客様にはお待たせをしてしまいますが
弊社では走行後の点検調整は大切な作業工程となります。








Cerianiのフォークに擦り傷が御座いましたので、
この車両の雰囲気に合う様にピカピカにならない程度にポリッシュ致しました。
シールの箇所にダメージを与えないように注意が必要です。





マニホールドに合わせてスタッドボルトも一品物です。
ナットを適正トルクをかけた状態でねじ山がひとやま見えるようにしました。


セーフティーワイヤーによって塗装や部品にダメージを与えないように保護チューブを使用しました。
ナットやボルトのワイヤー穴は穴開け後に面取りします。




バッテリーは工具を使用せずに取り外しが可能です。グローブを着けたままでも配線の取り外しが出来ます。
レース場での急なバッテリートラブルでも時間を短縮して交換できます。



効率良い電流にしたいのでメインハーネスも引き直しました。とてもシンプルな配線です。


少しでも完成度の高い車両を目指して整備したいと思います。

Aermacchi Ala D'Oro 250 テスト走行

本日はサーキットに行きアエルマッキアラドーロのテスト走行を行いました。

天気も良く最高のセッティング日和でした。

リビルト後の初走行でしたが不具合もなくエンジン回転もスムーズで安心しました。





次回はエンジンを再分解して各部品の点検を行います。

450 ワイドケース シリンダーヘッド リビルド

レストア中の450ワイドケースのシリンダーヘッドをリビルド致しました。











バルブガイドを交換後、バルブすり合わせを行いました。精度良く仕上がったかと思います。













写真だと分かり難いのですがエキゾーストナット部のねじ山がなめてしまっていた為、修復致しました。
文章ですとかなりあっけないのですが、この修復はとても難しく外注先のご協力により修復する事が出来ました。

修復方法はねじリングの圧入やエキゾーストナットのオーバーサイズ加工ではなく専用治具製作後の修復です。
純正新品シリンダーヘッドと同じ寸法を元にした修復となりますので
エキゾーストナットもしっかりと締めこむ事が出来ます。
エキゾーストナットは上がNOS、下がリプロ品となります。どちらもしっかりと締めこむ事が出来ます。


次回は組み込み後、べベル調整を行いたいと思います。

ダウンドラフト キャブレター

アエルマッキの整備ですがシリンダーヘッドの修復が終わり、外注先より戻ってきました。
難易度の高い修復でしたので、無事に完了して安心しました。

仮組み、調整を繰り返し、部品もそろいましたのでいよいよ本組みの予定です。










デロルトキャブレターはオリジナルのSSキャブからザンザーニ製による
ダウンドラフトのキャブレターに変更しました。
素晴らしい品質のキャブレターです。
マニホールドはワンオフにて製作、キャブの加工部分と合うようにバフがけはしませんでした。










調子良く回るエンジンになるようにしっかりと整備したいと思います。

Borrani Record Franged Alloy Rims

Borrani Alloy rims for Ducati `Desmo` 250


お客様よりお預かりさせて頂きましたオートバイの整備はこのように養生をします。
前後のホイールをボラーニへ交換致しますがこの写真では何をしているか
伝わらないと思いましたので養生を外して写真を撮りました。









ホイールを交換する前にスポークの塗装、ドラムブレーキハブのバフがけ、
ブレーキの清掃を行いました。
新しいボラーニなので芯出しもより精度が高められます。楽しみです。

A Happy new year 2016

A Happy new year 2016



明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします