純正Mach1 レストア完了

昨年の１２月からレストアを開始しましたMach1ですが全ての部品の分解清掃からはじまりまして、
最近は最終段階のテスト走行、分解点検を繰り返し行いました。
問題点も改善され安定して走行できる様になりました。

当時の純正Mach1を基準に出来る限り当時の部品を使用してレストアさせて頂きました。
オーナー様のおかげで、レストア車両は部品の揃った良質な個体でしたのでスムーズにレストアを進める事が出来ました。










フレーム、エンジン番号からも純正のMach1であると認識出来ます。




エンジンは過去にブラスト、バフ仕上げの形跡もなく当時のままでした。非常に良い雰囲気です。




タコメータードライブも当時のまま、刻印もはっきりと残っています。



メインキーも当時物純正品です。タコメーターワイヤーとワイヤーのダストブーツもヴェリアの当時物純正品です。


電圧は6vのままです。配線図の通りに引き直ししました。しかしながら当時物のバッテリーではリスクが高いので
現在の6vバッテリーを使用しました。
見た目を損なわないようにバッテリーボックスに入るように仕上げさせて頂きました。






前後ホイールは塗装やリビルドしたサスペンションに合わせてポリッシュさせて頂きました。
７フィンのハブにスティールリム、アルピーヌスポークを組み合わせました。



汚れが溜まりやすいフロントフォークのボルトキャップ内部もしっかりと清掃させて頂きました。
ピカピカの車両ではなく、当時の雰囲気を残したかったのでしっかりと清掃する箇所と汚れを残す箇所と分ける事が重要だと思いました。


ほとんどの部品を当時物で組ませて頂きましたが、走行も安定して楽しめる車両になったかと思います。