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香港功夫映画と共に

張徹絶頂期作品!「報仇/ヴェンジェンス」スチール写真。

2020-09-24 08:48:23 | 邵氏兄弟電影黄金時代

邵氏片にして張徹監督の代表作「報仇/ヴェンジェンス」(70)から關小樓(姜大衛)と關玉樓(狄龍)の兄弟スチール。この「報仇」は2年後に李小龍主演で公開された嘉禾作品「ドラゴン怒りの鉄拳」(72)の原型となった作品と言われています。
ただ「報仇」は京劇に傾倒していた張徹監督の“浪漫暴力悲劇”テイストが色濃く反映されていて、それが映画の序盤で關玉樓が茶屋で惨殺される際に前面に押し出される“盤腸大戦”であり、後半で“白衣大侠”關小樓が繰り広げる壮絶なる闘死だったわけです。
繰り返しになりますが、この「報仇」の頃の張徹は後年の惰性かつワンパターンな作品とは全く異なる、文字通り映像作家として光り輝く全盛期にあり、主人公の美青年が悲劇的な闘いの果てにその命を美しく散らす様を描かせたら右に出る者はいませんでした。
国内でも無事DVD化を果たしているこの「報仇/ヴェンジェンス」、是非ご覧頂きたい1本です。

Bloody brothers from Chiang Cheh's masterpiece Vengeance.A great Shaw Bros classic.

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