tea's cafe (ぐるまにあんずdiary)

「あれなんだっけ?」っていちいち調べなくても良いように、備忘録・・・・

週末の渋谷

2006-08-11 02:03:51 | エスニック
今日は少し音楽の話を。音楽の歴史を紐解くと面白い事に気づく。普段何気なく使ってるスケールは理論によって定義されたものだ。様々な地方で、気候風土によって生み出されたフレーズに規則性を見いだし、定義付けしたとでも云おうか。

日本はどうだろう?我々が日本の音階として認識している「よな抜き音階」は実は近代教育にむけて制定された音階だそうだ。いわゆる「ドレミソラ」の5音階である。基はイギリス民謡の音階を手本に制定されたらしい。

日本の最南端「沖縄」には特有のスケールが有る。「ドミファソシ」の5音階である。ラが無いので平行調であるマイナーを持たない。すべて明るいのだ。スケールが気候風土の影響を受けた事を、如実に現している。

これを鍵盤で弾いてみよう。なんと味気ない事か。是非歌ってみて欲しい。ピッチなんか気にしないで。何とも味わいが有るではないか?これぞ音楽である。これが固定楽器の弱点でもある。正しいピッチとは何?ピアノやギターのように固定楽器が入るとそれ自体が歪んで存在する。

ここは是非とも正しい音律で歌う事を覚えて欲しい。音楽の本質がそこに有るような気がする。もちろん、ある程度正確なピッチを聞き分けられる耳を持ってる事は最低条件なのだが。

渋谷に繰り出した。本来渋谷は「グルメ」不毛地帯といわれているのだが、最近有名店もちらほら出店してきた。道玄坂に気になる店が有ったのだが、そこが満杯だったので、うろうろしていて目にとまったのが「道玄」である。以前恵比寿で見つけた沖縄料理の店の姉妹店だ。

雰囲気はしゃれた居酒屋風。お薦めを聞いていくつか注文したが、「麩チャンプルー」「ソーキそば」「あぐー豚の塩だれ」どれも値段も手頃で美味かった。道玄坂の上と云う立地条件もあってか、そんなに混んでないので、週末の渋谷で路頭に迷ったら是非!

最後に「よな抜き音階」と「沖縄音階」をたすと、ほら「メジャースケール」が出来上がる・・・・・・・

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