散歩道で拾った話…第百二十「バン営巣中・枯れ葦の中からアオサギ・カルガモの交尾」

　この間見つけたつがいのバン…よくよく観察すると２羽とも…いつものバンくんより少し茶色っぽい気がします…。
いつものバンくんは首から上がもう少しグレーっぽいのです…。
見かけた場所も違うことだし、もしかしたら、別のバンじゃないかと思い、いつものバンくんを探してみることにしました。

　まずは、つがいのバンを見かけた上流側に、つがいがこの時点でそこに居ることを確認しに出かけました。
連れ立ってはいなかったものの、確かに上流側の近い位置に２羽のバンを見つけました。

　その後すぐに下流側の、いつものバンくんが居るはずの場所に向かいました。
昨日、その場所で泳いでいたのを見ています。
しばらくその辺りをウロウロしていると…。

居ました…居ました…！

　　　　　　　　　　　　　　

グレーの首のバンくん…やっぱりこちら側に…。
慎重に葦の茂みの中から姿を現し、doveの居る側と反対側の茂みの傍で何やらゴソゴソ…。
やがて嘴の先に何かを銜えて…いそいそと茂みの中に戻っていきました…。

鳥が…銜えて戻る…という作業をするということは…巣を作っている最中か…子育て中…。

おおっ…！

…ということは…いつものバンくんにも伴侶が居るのでは…？
姿は見えませんがその可能性があります。

これまでの経過から考えると、この散歩道のdoveの歩く範囲内にバンが３羽以上存在することになります。

やったねっ！（…って何が…。）

すると…もうじき何羽ものバンの雛が見られるわけで…。
そうだと…いいなぁ…。
楽しみです…。

何しろ、悲しいことにこの数年、可愛いゴイサギくんが姿を見せなくなってしまい、非常に寂しい思いで川を覗いていましたから、バンが増えるのは大歓迎。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　道すがら…ふと…葦の茂みを見ると…なんとアオサギがすっぽりと茂みに収まって枯れ葦と同化…。
比較的暖かい日だったのに…どうしたのでしょう…？
こんなところに巣を作るはずもないし…休憩中だったのかな…。

　アオサギはよく羽をだらっと下げて日向ぼっこをしていることがありますが…葦の中では日向ぼっこにはなりませんね…。
風邪でも引いて…寒かったのかな…？

　さて…これは…オシドリくんを写していたら…目の前で交尾が始まって…咄嗟にカメラに収めた画像…。
オシドリくんの画像は今度ＵＰするとして…。

　　　　　　　　　　　　　　　　

分かるかなぁ…。
水中にメスのカルガモが居て…オスが上に乗っかってる様子が…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　メスが首だけ水面に出していることもありますが、このメスは完全に水中に居るので、交尾はあっという間、ほんの一瞬の出来事…。
水の中にメスの吐いた息の水泡が見えます。
オスはこのすぐ後に、息苦しくなったメスに振り落とされてしまい、画像は一枚だけ…。

まさに超ラッキーな一枚でした…！