徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…第六十六「キャッツテール・ヨモギの花・榎の実」

2007-09-30 17:16:00 | 植物
 二日間雨が続いたせいか…今日は少し肌寒いです…。
それでも…先週の暑さの名残でしょうか…まだまだ半袖姿の人も多いみたいです…。
doveも半袖Tシャツを肩までたくし上げていますが…。
長袖の方も結構歩いてますね…。
このまま…例年どおりに秋は深まっていくのでしょうか…?
暑さがぶり返さないといいけれど…。

                        

 さて…今日の最初の花はアカリファ・ヒスパニオラエ…キャッツテールと呼ばれる可愛らしい花…。
見た目にふわふわしていて思わず撫でたくなるような花です。
アカリファ・ヒスピダ(ベニヒモノキ)という丈の長い花もあるようですが…キャッツテールは短い品種…。
アカリファの仲間は幾種類かあるそうですが、花を観賞するタイプのものはこのキャッツテールとベニヒモノキなのだそうです。

                

 これはヨモギの花…。
咲く前・咲き始め・満開…です…。
葉っぱはよく知られているけれど…花は地味なのであまり注意して見たことのない方が多いでしょう…。

 ヨモギは葉っぱの毛が艾(もぐさ)になったり、葉っぱを草餅の材料にしたり、薬草としていろいろな効果を発揮したりしますが、花の咲く時期には花粉症の原因になるらしいです…。

                        

 この実は榎の実です…。
散歩道の川の土手にはエノキの大木がありますが、秋になると実が熟して橙色から赤褐色…最後には黒くなります…。
今はもう熟しきって黒いものがほとんどです…。

葉っぱはオオムラサキの餌になり…実は甘く鳥が好んで食べる…人間の食用にもなる…という話を聞いたので…どんなもんかと齧ってみました…。

…が…う~ん…赤…濃い赤…黒…どれも人間にとってはそれほど甘い…とは感じられないのですが…。
それでも…中のひとつ…赤は…そうですねぇ…完全乾燥した柿のような味…。
干し柿のように柔らかい味ではなく…パサパサした感じとでも言いましょうか…。
この実には多少は甘味がありました…。

 実は種がほとんどで甘い部分は皮にくっついているところです…。
おそらく…現代人の舌は甘さに慣れてしまっているから、この実の甘さを十分に味わえないんでしょうね…。
doveが子供時代にこの実を食べていたら…きっと甘くて嬉しくてたまらなかったと思いますよ…。

 夕方になって雨は止みましたが…今夜は冷えそう…。
久しぶりに関東煮でも炊いて食べようかと思っています…。
まだまだこの季節…土鍋でおでんを作るには早いですけど…。