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みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

YAMAHA MU80 Tone Generator 修理

2018年07月28日 | MUSIC

  DTM環境を着々と整え(ただいじっているだけですが)ているのですが、音源はソフトシンセだけでなく、ハードも欲しい、なんて、1994年発売の YAMAHA MU80を出してきてつないでみたら。

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 バックアップ用の電池が消耗している旨の「"Battery Low!"」の表示が出ていました。

 1994年からですから、なんと24年間、よくもったものです(最近使っていなかったから、もうちょっと前に出ていたのかもしれませんが)。

 マニュアルには「内蔵バッテリーが消耗しています。お買い上げのお店か、お近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。」と記載されていますが、構造とバッテリーの種類さえわかれば、個人で交換は容易なはずです。

 そこで、インターネットを漁ると、修理記事ではなく、オークション(たしか 「eBay」)に出品するにあたり、電池交換済みの写真を上げている人がいて、電池の種類(CR2450)と電池の取付状況が確認できました。これなら楽勝と、自分で交換することにしました。

 電池抜いても、ファクトリーデータまでは、まさか消えないだろうとか、電池がフォルダーではなくて、直付けだったらやっかいだな(写真見る限りフォルダーのようです)など、一抹の不安はあったのですが..........。

  貧乏人のド根性で決行します。

 裏の四隅のねじ4つと。

 

 背面のねじ3つを外せば、下蓋が外れます。

 

 リチウム電池は、間違いなく「CR2450」でした。

 

 ありゃ、恐れていたことが判明。電池はフォルダーにはまっているのではなく、フォルダーぽい金具に直付けされて固定されていました。

 ここからが、ゲルストマン症候群(感覚器におこる障害で、失書・失算・左右識別障害・手指失認などの症状があらわれる)の私としては、困難に立ち向かわなくてはなりません。

 本当は、この電池がつけられている基板もフレームからはずして、裏から、はんだを融かして、取付金具ごと電池を外すのが王道なのでしょうが、そんなことをやったら、どこかを壊して全部だめにしてしまうのが、目に見えているので、このままで、金具から電池を剥がすことにしました(あとから考えれば、この方が失敗の可能性が高いですね。こういう判断ができないのもゲルストマンのゲルストマンたる所以のようです)。

 ところが、直付けされていると思われる部分を、はんだごてであぶっても、一向にはずれそうもありません。

 外してみて分かったのですが、なんと、金具が電池に溶接されていました

 それじゃ、はんだごてでは、はなから無理です。マニュアルの「お近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。」の意味がやっと解りました。

 それでもあきらめず、基板とのはんだ付けが折れないように注意しながら、力任せに金具をめくって、溶接部分を露出させ、ニッパーで切るという力業でなんとか外せました。ゲルストマンの私が全体を壊さずに外せたのは奇跡です。

 下の金具は、力業で電池から引きはがすのは、さすがに無理(裏の接合部分が直接見えません)だったので、基盤に止めてあったはんだを溶かしてはずし、すかさずこの外した基板部分にはんだを盛って接点を確保して置きました。

 で、なんとか電池のマイナス(下側)部分は、銅箔をくしゃくしゃにして貼り付け、はんだから続く接点部分を広げたうえで、両面テープで電池を固定し、プラス(上側)も同じく銅箔を挟んで、こちらは、既存の金具にはんだ付けしました。みてくれ最悪―っ!!はんだ付けへたー!!

 

 で、なんとか、エラー表示もなく復活しました(自動的にファクトリーリセットが行われます)。これで、あと20年ぐらいはもつでしょう(えーっと、そのときいくつだ?)。

 


 





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