藤井聡太七段とうとうやりました!!
昨日、渡辺明棋聖に挑戦していたタイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第4局で、後手の藤井七段が勝ち、シリーズ3勝1敗で初タイトルとなる棋聖位を獲得しました。
第3局の渡辺棋聖の強さをみていたら、こりゃ最終戦までもつれ込むのかなとの予感がしていたのですが、やっぱり、藤井七段の強さは別格でした。
産経WEBより
対局内容がラノベみたいで、すごくかっこよかったです。
渡辺棋聖は第二局で完敗した戦型をあえて選んで、途中まで全く同型になる進行をぶつけてきました。
相手からしたら、ぜったいどこかに罠が仕掛けられているのだから、早く他の手筋へ逃げようとするはずなのに、藤井七段は真っ向から受けて立ちました。なんという勝負師なんでしょう!!
あと、気が付いたことがあって、途中で押され気味だった藤井七段に形勢がわずかに(数パーセントで人間にはとてもすぐにはわからないような差)傾きだしたとき、藤井七段の態度が明らかに違ってきたのです。
前から藤井七段は形勢判断の正確性を磨きたいと口にしていたわけで、それがコンピューターとほとんど一致するようなところまで来ているのではないかということを感じさせた瞬間でした。
まだまだ、タイトな日程が続きます。目が離せない夏になりました。