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みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

藤井七段 初戦を白星

2020年06月09日 | エンタメ

 きのうの藤井七段すごかったですね。

 藤井七段が挑戦するタイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第1局が昨日8日始り、先手を得た藤井七段が157手で勝ち、初のタイトル戦挑戦で初戦を白星で飾りました。

 終盤は、将棋の素人には、よくわからなかったのですが、Abema の 評価値 をみていると、勝率、渡辺棋聖 2% 対 藤井七段 98%と、勝負は完全についた感じなのですが、ここから渡辺棋聖の反撃、王手ラッシュが始まります。

 後で解説を聞くと、


Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association
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 渡辺玉を「受けなし」(あとは、1手1手つなぐだけで詰ませられてしまう状況)に追い込んだため、あとは、藤井玉を詰まさなければ負けという状況になっています。これが評価値 2% 対 98% の意味です。

 そこで、渡辺棋聖は最後の反撃に転じるのですが、Abema の次の最善手を見ても、詰みをかわすには、受ける方法が1手しかなく、それを間違えれば、一挙に藤井七段の負けというきわどい状況がなんと16王手続きます。

 これを、1分将棋という短い時間で、間違えなく受けきり、藤井玉は盤上をぐるりとめぐって、渡辺玉の近くまで逃げ切りました。


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 藤井七段が合駒に打った最後の1手の桂馬が渡辺玉の逆王手になっているという芸術的な最後でした。

 藤井七段も、全部読み切っていた(自分の玉が詰まされることはないと)わけではない(分からない将棋と表現)とは答えていましたが、おぼろげに50手先のこの図は浮かんでいたのでしょう。すごいとしか言いようがありません。

 そういえば、武漢肺炎のおかげで、普段なら一流ホテルや旅館の豪華な昼食が提供されるはずなのに、この日は、東京の将棋会館だったため、普通の店屋物となりました。

 ここで、深読みをすると泣けてくるところがあって、先に注文した渡辺棋聖は「うな重」3,800円(肝吸い付き)だったのですが(代金スポンサー持ち)、あえて高価なものをたのんで、藤井七段が遠慮しないようにしたんじゃないかという美談つき。

 でも、藤井七段はいつものとおり1,000円以内のカツカレーでした。でも、カツカレーは初めてのような気がします。なんか、1,000円以内で目いっぱい豪華(高校生にしたらカツカレーって結構豪華ですよね。今は違うのかな?「ほそ島や」がリーズナブルすぎ!!)にしたような気がして、これまた泣けます。

 第2局は6月28日。また、熱戦が見られそうです。

 

 

 



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