台風が来て以来、最近東京は30度を超えない涼しい日が続いています。なんか、このまま秋になってしまいそうな気配です。震災や記録的な豪雨など、天変地異が続き、21世紀に入ったばかりだというのに、なんか世紀末な雰囲気です。
みいちゃんも、もう夏は終わりかと、いつもの夏では考えられないところを転々として寝ています。今日は楽器の置いてある真っ暗な部屋の真ん中にぽつんと寝ていました。
楽器といえば、この右端に写っているのはいわゆるエレキギター(正式名称はエレクトリックギター)ですね。「けいおん!」でガールズ・バンドブームや楽器の売り上げが伸びたそうですが、バンドを組んで活動するのは、なかなか社会人にはむずかしいですよね。
(C)かきふらい・芳文社/桜高軽音部
しかし、「けいおん!」の楽器ってリアルに表現されてますよね。今は女子高生もGIBSONやFENDERを持つ時代なのですかね。日本は裕福だ。
ということで、このエレキギターもみいちゃんといっしょにお眠りになっています。かわいそうだから、ちょっと紹介しておこう。
1979年製のフェンダーUSA stratocasterです。昔はフェンダーといえばMADE IN USAしかなかったので、フェンダーUSAなんていう必要も無かったのだけれど、最近はフェンダーJAPN、MEXICO、KOREAなどもあるので区別してこういうようです。
ラージヘッドというようです。1965年から1981年の期間にだけ作られたヘッドの形状なので、これに思い入れのある人がいるようです。インターネットで調べると1954年に製造を開始したフェンダーは1965年にあのCBSに買収されたことを契機にそれまでの「スモールヘッド」から「ラージヘッド」へとデザイン変更がなされたそうです。ヘッド部分があめ色に見えるのは、ヘッドだけラッカー塗装されていて経年変化のためだそうです。そういえば、なんかいい色だ。
フェンダーで感心するのは、このギター製造されて32年経つのですが、部品の規格が変更されていないため、どこかが傷めば、楽器屋さんに言ってUSAフェンダーの部品(ミリとインチの関係があるのでJAPANフェンダーではだめ)を買えば復活するというところです。
最近新しいフェンダーを買ったところ、音は強力だし、チューニングも安定していて、むちゃくちゃ扱いやすいのですが、なんか、このフェンダーを可愛がってしまうのです。オートバイと同じで、融通の利かない子ほど可愛いのでしょうか。