髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

空気を読む

2016-01-13 | 2歳児
自分で言うのもなんだが、私は子供のころ、とても周囲に気を使う子供だった。
本心では面白くなくとも、親や周囲が喜んでくれるのであれば、面白いと感じているフリをしていた。

小さなころ、家族で川に遊びに行った時、父親がゴムボートに紐を結びつけ、私を乗せて川に流した。
私は怖くて怖くて仕方なかったが、父親が喜んでいるのでそれに合わせ、精一杯の笑顔を作って楽しんでいるフリをした遠い記憶が有る。
大人が自分に注目している時に、どのように振る舞えば大人に満足してもらえるのだろうか?
というようなことを気にする子供だった、と思う。

なので、一人で絵を描いたり図鑑を眺めている時が一番リラックスできた。

我が息子を観察していると、この子も私と同じ血が流れているのかもしれない…と思うようになってきた。

2歳児なのでわがままやりたい放題なのだが、時々やけに聞き分けの良いことがある。
いやだー!いやだー!と暴れていても、10分くらいすると急に譲歩してくれたりする。

保育園の先生からも、我が子は「本当は気持ち悪いなぁと思っている虫でも、みんなが『かわいい!』と言っていると、苦笑いしながら『かわいいねぇ』という子」と説明を受けた。

2歳児にして空気を読むようである。

先日、親戚の集まりに行き、自分が持ってきたトミカで親戚の子が遊んでいるのを見かけた息子は、ショックの表情を浮かべたのちに口をへの字に曲げて、小さな声で私の耳元へ寄って「ぼくの…ぼくの…」と言って静かに泣いた。
周囲に分かるように大声で主張せず、静かに自分の運命を受け入れるところが私の幼年期と重なる。

まだ2年しか生きていないのだし、これからの人生で嫌になるほど空気を読ませられるのだから、今は思い切り空気を読まずに好き勝手やってほしいな~などと思う。



トーマスランドの真ん中で観覧車を見上げながら(オムツの中に)うんちをする息子。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする