髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

アルバム「JPN」に足りないもの。それはお前だ。

2012-01-01 | Perfume
前のアルバム「トライアングル」の時にも同じことを書いたと思う。
Perfumeの新しい作品には必ずついて回る話しだし、皆さんもご存知のことだろうと思う。
しかし、コメント欄で「赤い狐さん」に指摘されてハッ!としたし、書いておこうかと思った。

Perfumeの音楽作品はすべて「未完成」でリリースされる。
言ってみれば「新車で納品されたバイク」に近いものだろう。
オイルが回ったばかりのエンジンはギアのかみ合いがぶつかり合い、熱せられていない鉄の部分は高温で膨張と縮小を繰り返す。オーナーは慎重な運転を心がけて、数ヶ月に渡ってエンジンの慣らしをしてから「アタリ」をつけて行く。
そこでバイクは初めてオーナーのための「世界で一台だけのバイク」になる(もちろん、そこからもずっとチューニングを繰り返した後に、かけがえのない「愛車」に仕上がる)。

Perfumeのアルバム「JPN」も同じく、それぞれのオーナーが作品にオイルを注入してチューニングする必要がある。しっかりと聴き込むと、楽曲の味わいがじわじわと溢れ出してくる。
聴く場所や聴くための装置、気温や時間が違えば楽曲から感じられる雰囲気もまた違ってくるだろう。
自分がオイルになって楽曲の中に入り込んでいくような感覚だ。

そして、アルバム「JPN」を完成させるために、重要な「仕上げ」がある。

それは、1月から始まる「JPNツアーに参加すること」だ。

Perfumeの音楽作品は、観客の熱狂と声援、熱い想いや喜び、怒り、哀しさ、楽しさを全身に受けて3人がダンスパフォーマンスを披露することによって、初めて「完成」するのだ。
もしも、アルバムやシングルやテレビでしかPerfumeを聴いたり見たりしたことがなければ、それはPerfumeのほんの一部分でしかない。
ライブに参加すれば、いや、のっちメンバー曰く「ライブをしに来れば」、アルバム「JPN」はあなたの中で完成する。しかも、1,000人の観客がいれば1,000人分の、1万人の観客がいれば1万人分の「JPN」が完成するのだ。

私は、埼玉、新潟、名古屋、静岡、愛媛、北海道とツアーをやりに行き、「JPN」を仕上げようと思う。
Perfumeの主戦場は「ライブ」だ。

アルバム「JPN」に足りないもの。それはお前だ。

結論。
かしゆか好きっス!
コメント (14)
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