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紫斑病性腎炎 多方多法治療 張琪氏医案6(腎病漢方治療320報)

2014-04-09 00:15:00 | 漢方市民講座

前案までに順に「犀角地黄湯」「清心蓮子飲」「理血湯」「小薊飲子」「黄耆建中湯」「当帰拈痛湯」「清心蓮子飲」「知柏地黄丸」「参蓍地黄湯」「犀角地黄湯」「芍薬甘草湯」「理血湯」が出現しました。さて、本案ではどのような方剤が現れるのでしょうか?( )内に随時、コメントや印象を入れます。

それでは医案に進みましょう。

患者某 36歳 女性

初診年月日:2004年3月3日

主訴:尿血2ヶ月

病歴

2ヶ月前、肉眼的血尿、蛋白尿発現、中西治療を経て顕微鏡学的血尿まで血尿は改善した、今朝外邪感受、双下肢の紫斑が出現、肉眼的血尿再発、氏の病院を受診。

初診時所見

双下肢紫斑、肉眼的血尿、手心熱、舌質紅、苔白厚、脈沈細。尿蛋白3+、RBC満視野/HPWBC3~5個/HP

中医診断:尿血(熱傷血絡)

西医診断:紫斑病性腎炎

治法:清熱解毒 涼血止血

方薬小薊飲子加減:

白茅根(涼血止血 清熱利尿)30g 小薊(涼血止血)30g 側柏葉(涼血止血)20g 藕節(収斂止血)20g 蒲黄収渋止血、行血祛瘀)15g 茜草(涼血化瘀止血)20g 生地黄(養陰清熱)20g 麦門冬(養陰)15g 貫衆(清熱解毒止血)20g 仙鶴草(収斂止血)30g 黄耆30g 太子参20g 生山薬30g 阿膠(養血止血 養陰潤肺)15g 焦梔子(清熱解毒止血)15g 黄芩(清熱解毒利湿)10g 甘草15g

14剤、水煎服用、毎日一剤、早晩分服。

小薊飲子の出典は済生方で生地黄 小薊 滑石 木通 


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