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アンチエイジングの為の薬酒

2008-07-27 00:20:05 | ED

杜仲酒(とちゅう酒 トウチュンジュウ)

高血圧初期に、精力を使い果たして疲れきった肉体に杜仲酒がお勧め

材料

杜仲100g 氷砂糖200g 焼酎1リットル

作成方法

杜仲は料理用ハサミで細かく切った方が良い。よい杜仲の選び方は、杜仲樹皮を折り左右に引っ張ると内側にびっしりと銀糸が貼りついているものが上等である。パキンと簡単に折れてしまうものは下等品である。仕込んでから1月で服用できる。水か果汁で割って服用する。私個人の好みではラ フランスやル レクチェなどの洋梨や豊水などの和梨を食べる際に一緒に飲むのもいい。少し渋みがあるからである。

以前ブームになった杜仲茶は杜仲の葉を材料としているが、漢方薬として使用するのはあくまで樹皮である。杜仲エキスも市販されているが材料が純粋な樹皮であるかどうか疑わしい。従って、エキスの焼酎割りもチューハイ感覚では楽しいが、効果は疑わしい。

杜仲酒の効能

血液循環を改善し、衰弱した肝、腎の機能を高め、高血圧症の初期に特に効果がある。腰痛や膝の関節痛に効果があり、元気を増す。精根尽き果てた状態に服用すると、疲労の回復が早い。昔は精力の衰えた男性の強精剤として珍重された。男性機能の回復維持機能があるためである。

杜仲の薬効

性味は甘 温で帰経は肝、腎 効能は補肝腎 強筋骨 安胎である。

現代の整形外科学的応用として、続断(ぞくだん)独活(どっかつ)などと一緒に肝腎両虚による足腰の無力感に使用される。杜仲は中国では腰痛の要薬といわれている。調薬の方法により性質が変化する。塩水で加熱処理したものを炙杜仲あるいは炒杜仲といい補腎効果が増強される。他には蜂蜜で加熱し焦がし気味にする焦杜仲があるが、杜仲酒には調薬処理しないものを用いる。

中国の臨床現場、特に腎内科では腎虚の夜間頻尿や腰痛に対して牛膝10g+杜仲10g(以上1日量)の組み合わせが効果的とされ処方されている。牛膝、杜仲の補肝腎、強筋骨作用が協調されていると考えられる。また、腰痛には紅花(ベニバナ)を加味する場合も多い。

安胎(あんたい)とは、文字どおり胎児を安んずるという意味で、妊娠を正常に維持し、流早産を防止することである。補肝腎作用により安胎効果のある薬剤は杜仲の他に桑寄生、続断、菟絲子が有名である。

日本人は熱しやすく醒めやすい。杜仲茶ブームもあっさり消えてしまった。中国人は熱しにくく、懐疑的であるが、良いものは捨てずに継続する。杜仲酒もそのひとつだ。

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漢方専門医院 岡本康仁堂クリニック


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