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紫斑病性腎炎 多方多法治療 張琪氏医案3(腎病漢方治療317報)

2014-04-06 00:15:00 | 漢方市民講座

前案までに「犀角地黄湯」「清心蓮子飲」「理血湯」「小薊飲子」「黄耆建中湯」が出現しました。さて、本案ではどのような方剤が現れるのでしょうか?

では、医案に進みましょう。

患者:陳某、30歳 男性

初診年月日2006719

主訴:双下肢皮膚反復紫斑3ヶ月余

病歴

三ヶ月前双下肢の紫斑、腹痛出現。嘗ては尿色橘紅、尿蛋白3+、潜血2+、現地の病院で紫斑病性腎炎と診断され、ステロイド、中薬治療を受けたが、効果不十分、故に治療を求め氏を受診。

初診時所見

双下肢皮膚紫斑、腹張不快、尿黄、便干、便通1日一回、舌紅、苔黄膩、脈数有力、尿蛋白3+、潜血2+、RBC2030/HP

中医診断:紫斑(湿熱内?

西医診断:紫斑病性腎炎

治法:清熱解毒、祛風勝湿

方薬当帰拈痛湯加減

当帰20g 羌活15g 防風10g 升麻15g 猪苓15g 澤瀉15g 茵陳蒿15g 黄芩10g 葛根15g 蒼朮15g 苦参15g 甘草15g(ここまでが当帰拈痛湯去る人参 知母です。以下が加味となります。黄耆(益気)30g 太子参(益気生津)20g 山薬20g 薏苡仁(滲湿利水)30g 紫草(清熱涼血)15g 大青葉清熱解毒、涼血消斑)20g 板藍根(清熱解毒涼血利咽)20g

14剤、水煎服用、毎日一剤、早晩分服。

二診 200682

服薬1週後尿色転清、腹張減軽、鼻干、偶に紫斑が散在、舌紅、苔厚、脈数有力。731日の尿検査:蛋白3+、潜血+、WBC1~3個/HPRBC58/HP

自創方薬

茵陳蒿15g 苦参15g金銀花30g 白花蛇舌草30g 


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