永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

数えて20年。

2010-01-11 19:20:29 | 日記・エッセイ・コラム
平成元年生れの子が数えで今年20歳。20年前のことを振り返ってみると、パソコンは出回っていない。携帯電話は無い。デパートは物が売れて当たり前。バブルの残像。門司にはまだ山城屋というデパートがあった。コンベンションという考えの元に社会を動かす経済活動がそろそろ動き始めた頃。でも、現在ではコンベンションは観光の名に摺り替えられて、行政がていよく芸能人などの有名人という人たちに観光大使という任命を与え、経費をうかすしまつ。それと20年前はサラリーマンが接待の名のもとにゴルフにうつつをぬかしていた。個人資産が年々増えて当たり前という感覚の時代。銀行、デパートがヤクザ商法でまかり通っていた時代。20年前の、またその前の時代は東京が土地バブルに走って、億ションなどという言葉が流行った時代。米国のクリントン時代にスーパーハイウエイの名の元にがインターネット社会になってしまったとたん、あらゆる情報が世界に行き渡って共有する時代になり、イスラム社会が世界に矛盾を突きはじめる。先が見えない社会に政権交代のフレーズで政治の時代と言う社会。期待はしない。メッセージが聞えてこない時代になってしまったように感じる。