永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

歩く人。

2010-01-05 20:11:38 | 日記・エッセイ・コラム
ほぼ20日ぶりにウオーキングする。寒さのせいもあり篭りがちであるとともに、体重が増えてしまい体が意識的かもしれないが重くなってきている。日頃決まりのコースを歩く。町中から山手を45分ほど歩く。途中近くのJRグラウンドではJR九州野球部はもう練習開始している。掛け声の威勢がいい。コーチらしき人がポールを振り回して部員をけしかけている。寒いせいか、一時ほど歩く人は少ない。関門が見えるあたり、向こうから見覚えのある人が歩いてくる。とは言っても知らない方。よくウォーキーングされている方だ。どちらともなく会釈をする。そうするとその方から声を掛けられた。初めてである。「お久しぶりです」。ぼくは、人見知りする方なので、その方は思いきり声を掛けられたのだと思う。ぼくは「ことしに入ってはじめての散歩です」と挨拶した。少し照れくさかった。散歩人の温故知新だ。でも、それ以上の会話はなく、互いに「ことしもよろしくお願いします」と、すれ違うように先を歩いた。山手から遠く、関門は日ざしはあるけれど、海面はグレー色に染まり寒く凍えていた。