やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

つながり読書  134「セーヌ川の書店主」 ニーナ・ゲオルゲ

2019-01-14 17:45:45 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!



「川」シリーズと呼ぶには最高の作品だった。

タイトル通り、セーヌ川に浮かぶ船の書店主ジョンが主人公。

いなくなった恋人を忘れられない未練の人、ジョン。

結婚相手リュックとジョン、二人の男性を同時に愛して亡くなった、マノン。

マノンは一人の男性じゃ満足しない、と抱擁力ありありの、リュック。


はっきり言ってこの3人より、脇役たちのほうが魅力的。

特に気に入ったのはジョンの両親。

もはや同士であり、親友のような二人はある意味夫婦を超えた関係に見える。


そしてこの作品ならでは、「読書」についての一文が印象深い。

「長い、まさに永遠の旅で、その途上、人はだんだん穏やかになり、

 愛情深くなり、他人にやさしくなっていく。」



最新の画像もっと見る

コメントを投稿