思い出たっぷりな場所に行ってみた。
そこは、電車の音とともに暮らした場所。
ごちゃっとしているのに、のんびりな雰囲気の駅前は相変わらずでうれしい。
あのころ駅から少し歩いたらうちが見えた。
商店街の石畳を、ロンドンに行く日の早朝、スーツケースを押して歩いた。
ワクワクしながら。響く音を気にしながら。
1年半住んだ町に、約12年も経ってこうやって再会するときの感情って
なんだろう?なつかしい、には違いないんだけど、泣きたくなっちゃうような
なつかしさの嵐。
住む、ということで、その町のなにかが体に染み付くのかもしれない。
住んでいるときには気付かなくても。
だから町のことを覚えている私の体のどこかが反応する。
ただの記憶とは違うなにか。
そんなものがあると言われたら私は信じてしまうなあ。
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