前回、名古屋が深く関わる作品で、
名古屋生まれ、名古屋育ち、名古屋弁に関わる著書も多数、
中日文化賞まで受賞という、名古屋とは切れないご縁の作家、
というつながり。
先に理科、社会、算数と、科目シリーズが
出ているようだが、読むのはこの「国語」が初めて。
文中、納得することしばしば。
☆中学受験において、国語ができるというのは、
その子がどのくらい大人っぽく成長しているかという、
おませ度を測っているようなところがある、
という内容に納得。
小学生のころ、まさしくそういう早熟タイプの友達がいたから。
確かに国語がダントツできて、
話していると刺激的で、すでに俯瞰的な視点を持ち、
彼女は私のことを「子供らしい子」と言っていたくらい。
☆挿絵担当の西原理恵子について
「男的知恵誇り文化の中で、私がえらそうにウンチクをたれると、
わかんねえよシミズ、と
突っこみをいれてくるのがサイバラ値打ちなのだ。」
彼女の挿絵という名のケッコウな分量の漫画を読むと、
その関係性を納得できる。
私の兄夫婦はまさしくこんな感じ。
紹介されている、斎藤美奈子「文章読本さん江」と同じく、
「やさしい蹴り」を入れる女性、好きです。