馬場あき子旅の歌41(11年7月)【風の松の香】『飛種』(1996年刊)P136
参加者:K・I、N・I、井上久美子、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:T・H
司会とまとめ:鹿取 未放
305 潑溂とたのしむ心湧きてゐるわれとかがやくマロニエの実と
(まとめ)
マロニエはギリシャやブルガリア原産で、もちろんトルコにはある。日本ではセイヨウトチノキなどと呼ばれて公園や並木に植えられている。ピンクと白があり、実は栗ほどではないがいがいががあり、剥くと栗に似た実が入っている。しかしそのままでは食べられない。日本のトチの実もトリモチになるがあく抜きに大変な手間と日数がかかるそうだ。マロニエの実が陽光に輝いているのを見ているとうきうきしてきた。マロニエの実によって異郷にある心弾みの実感が伝わってくる。 (鹿取)
(レポート)
旅行の途次で「潑溂とたのしむ心」が湧いておられる先生のお心は何と素晴らしいことでしょう!マロニエの木はギリシャにもあるのだろうか?マロニエと言えば私はすぐヨーロッパ、フランスの並木を思い出すのだが。(T・H)