先日、「マイナンバーのお知らせ・個人番号カード交付申請のご案内」が届いた。
この制度、結論から言うと非常にわかりにくい。国民の利便性の向上、行政の効率化、公平・公正な社会の実現、などと謳っているが、我々に何のメリットがあるというのだろうか?行政が楽をしたいだけの制度ではないのか。そのために税金が安くなったり、暮らしが楽になるのなら考えてもいい。特に個人番号カード、こんな煩わしい手続きをして得た番号カードの必要性がわからない。このカードを失くした時のデメリットを考えると、交付の申請を迷っている。
高齢者の端くれの僕、煩わしいことは避けたいし、今までの制度で何も困らない。人にはプライバシーがある。国民を丸裸にして個人のプライバシーを曝け出させる権利が行政にあるのか。今年6月には、年金加入者の名前や基礎年金番号などの個人情報が流出した問題が発覚した。マイナンバーの個人情報が洩れないとは限らないし、高齢者を狙った詐欺事件も多い。そのための被害を補償するとでもいうのか。いいことばかりを並べ立て、国民に負担だけを押し付ける、何とも理不尽な制度だと思うのだが。