勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

驕り

2014-09-13 23:47:59 | Weblog
 驕る平家は久しからずという言葉がある。平家物語の「おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし」からきているのだろうか。人は時として自惚れが強くなることがある。控え目にと思いながら、自分自身に驕りがあることに気が付き、自己嫌悪に陥ることもこともしばしば。それが人の常と思ってしまえばそれまでだが。。。


 朝日新聞を購読しはじめてからどれくらいになるだろうか。新聞は時々変えることで景品がもらえ、洗剤はほぼそれで間に合わせていた時期もあった。しかし、新聞が変わると読みずらくなる。読売新聞を購読していたこともあるが、ある時から新聞は朝日と決めていた。大きな理由はないが、数ある新聞社の中でもエリートという意識もどこかにあり、また読売新聞の勧誘の時の騙しに乗ってしまったことで、読売を購読するのをやめたことも理由のひとつである。


 最近、朝日デジタルの購読契約もし、スマホやiPadでいつでもどこでも読むことができ、僕にとって特にありがたいのは、簡単にスクラップし保存できる機能があることである。


 その朝日新聞の一連の記事に関しての謝罪会見があった。「東電の原発事故の吉田調書に関しての記事」「慰安婦問題に関しての謝罪の件」「その慰安婦問題を取り上げた池上彰さんのコラム『新聞ななめ読み』の掲載取りやめでの池上さんとの問題」。

 特に原発に関しての朝日新聞のスタンスは全廃をとっている。これに関しては僕も同じ意見だが、朝日は初めに反原発ありきから記事を作成しているとしか思えない。吉田調書に関しては東電をおとしめるためだけの目的による曲解であることは火を見るより明らかである。原発事故に対する東電の対応には僕も納得していないが、それを報道という権力でねじ伏せようとする態度は許せない。社長の会見はそのことを報道部門に責任転嫁する逃げの態度である。

 慰安婦問題にしても、池上問題にしても、これらは朝日新聞社の驕りであることは明らか。それでも朝日新聞を購読するかと問われれば、少しの間様子を見ようと思っている。敢えて朝日を読むことでその裏も見えてくるかもしれないから。(本音はいまさら代えるのも面倒だからなのだが)

 その手段としては、複数の新聞を読み比べることはできないが、テレビのニュース番組が各社の違いを鮮明に反映している。僕はPCの前に座るときは、見ていなくてもほとんどニュース番組にチャンネルを合わせている。午後9時からはNHKのニュースウォッチ9。大越キャスターの語り口が好きである。10時からはテレビ朝日の報道ステーション。朝日新聞のスタンスそのままの報道体制である。そして11時を過ぎるとTBSテレビのNEWS23。筑紫哲也さんの頃からのファンであったが、今は女性キャスターの膳場さんの美しさの魅力で見ている。

 ニュース番組はそれぞれのテレビ局や、新聞社のカラーが色濃く反映されるのがよくわかる。そんな見比べで朝日新聞のスタンスも見極めようと考えてニュース番組を見るのも面白く、驕れる平家は久しからずとなるのだろうか、見届けてみる興味もある。