愛丸のサッカー観戦記

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オーストリア-チェコ(U-20W杯SF)

2007-07-19 16:26:58 | 各国代表戦
観戦日 7/19(木)       
 
愛丸’s チェック        
それほど期待してない試合。
両チームの勝ちあがりっぷりを見ても、わくわくするようなサッカーができるはずもない。
0-0の守りあいになって、延長PKまであるかと思ってた。
この対戦はヨーロッパの予選の段階であってその時は3-1でチェコが勝ったらしい。
この情報を仕入れて、もしかしたらと思った。
そんなに点が入ることはなかったが、チェコがそこそこ見せてくれた。
相手がスペインほどの強豪でもないし、ある程度攻撃にも重点を置いてた。
その証拠に、カロウダが先発。
この男にはちょっとしたファンタジーを感じる。
中盤の前目でしっかりボールが持てるし。
これで、あの放り込むだけのサッカーをしないことはわかった。
そこまで来た~って感じのプレーを見れたわけではなかったが、明らかにスペイン戦よりはキープする時間が長かった。
いい味を出してたのは、トップのフェニン。
長身のわりには足元がうまい。
サイドでキープしてから、仕掛けて中に入ってこれる。
そこで起点になるだけのでくの坊ではない。
この仕掛けで、得たFKからしっかり先制した。
このFKをカロウダが蹴って、なんとかGKが弾いたものをファーでミコラがつめたもの。
角度のない位置でのFKだったが、オーストリアはマウス内にひとり選手を入れてたため、チェコの選手はつめやすかったろう。
オフサイドの心配がないし。
このオーストリアの守備が監督の指示だとしたら、ちょっといただけん。
この先制シーンでこの勝負が見えた。
オーストリアはよくここまで上がってこれたもんだ。
組み合わせがよかったのか。
レベルが低すぎる。
サスペンションやけがでレギュラーのDFがふたりいなかったっていう言い訳はあるが、それでも・・・。
チェコの2点目もオーストリアの守備はぬるかった。
右サイドで簡単にワン・ツーを決められ、あっさりクロスを。
ニアの選手はなんとかケアしてたが、ファーはフリー。
そのファーにいたのがフェニンだっただけに余計に不思議。
チェコで一番注意すべき選手なのに。
もっとこのレベルに残ってるべきチームがたくさんあるのに。
運ってのはあるもんだな~。
これでチェコはファイナル進出。
日本に勝ったチームなんだからこれぐらいはやってもらわんと。
あの守備力は高いレベルにある。
攻撃も高さを活かせれば、なんとかなるか。
相手になるのはアルゼンチンかチリ。
どちらもテクニックで勝負してくる。
高い個人能力をフィジカルでどう押さえ込めるか。
スペインと戦った時のようなサッカーで勝負してくるんだろうが、この2チーム、スペインよりも個人技ははるかに上。
オーストリアは来年のEUROの開催国。
GL突破が至上命題だが、下のレベルがこれだと、まず無理か。
この1年で救世主になれる選手が出てくるとも思えないし。
ヘルツォークみたいな選手がいてくれたら。
明日のアルゼンチン-チリはとんでもなく面白い試合になるんだろうな~。

スコア 0-2
<得点者> 
チェコ    ミコラ、フェニン
~愛丸's MVP~
フェニン(チェコのトップにはでかいのが毎年現れる。コラーほどでかくはないが、足元の技術はこっちが上かも)