愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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チリ-アルゼンチン(U-20W杯SF)

2007-07-23 19:52:58 | 各国代表戦
観戦日 7/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
アルゼンチン、2大会連続でファイナル進出を決定。
チリとの南米対決をうまさで制した。
技術面では五分五分。
守備面でもあまり大差はなかった。
チリはここまで無失点。
堅い守りとテクニシャンがしっかりゴールを奪うサッカーでここまで勝ち進んできた。
それがこの試合では・・・。
アルビトロを完全に敵にまわした。
ドイツのシュタルクさんはちょっとカードを出しすぎた。
これでイライラしたのがチリ。
特にヴィダルはどうしようもなかった。
自分はなかなかファールを取ってもらえず、ちょっとの接触で相手にはファールを与えてしまう。
あれだけイライラしたら、自分の持ってるものの半分も出せやしない。
いいプレーヤーなのに、ちょっと残念だった。
こういうアルビトロの厳しい部分を味方につけたのがアルゼンチン。
この点がうまかった。
さすがアルゼンチンと思わせるプレー。
マリーシアってやつか。
あのずるさは下の世代でも一緒。
これはリーグで培われたものだろうが、アルゼンチンの人間には脈々と受け継がれてる伝統みたいなもん。
敵にまわすとほんとにやりずらいチームだろう。
ここまでマリーシアがくるとカチンバって言うらしい。
ふたりも退場に追いやり、試合は完全にアルゼンチンが握ってた。
攻め込まれても、決定的なシーンは作らせず、そこからのカウンター狙い。
チリは3バックでなおかつ数的不利なわけでスペースはいっぱいあった。
ここにスピード、テクニックとも申し分ない選手たちが入ってきてプレーすれば、おのずと結果は出てくる。
メキシコ戦ほどアグエロもM・モラレスも切れは感じれなかったが、それでもしっかり仕事はこなした。
良かったのはバネガ。
高い位置でのボールカットに、そこからの展開。
非の打ち所がなかった。
先制点のアシストはゴラッソだった。
もうガゴに追いついたかも。
この試合でもジャコブとのコンビは抜群でファイナルも期待したいところだが、ジャコブはこの試合でのイエローでサスペンション。
これプラス、カピタンで守備の要、カアイスもサスペンション。
ちょっとまずいことになってる。
チェコもなかなかのテクニシャンがそろってるから、アルゼンチンの楽勝ムードではない。
それでも前線の質の差でなんとかしてくれるとは思うが・・・。
この試合よりもいいパフォーマンスに期待する。
チリはほんとにいいチームだったが、精神的に幼かった。
乗ってる時は爆発的な攻撃を見せるが、ひとつ崩れると、ばたばたと行く。
もっと大人になれれば、きっと強いチームになる。
期待のヴィダンゴシは厳しいマークに苦しみ、なんにもできなかった。
この続きは3位決定とビジャレアルで見せてもらうとしよう。

スコア 0-3

<得点者> 
アルゼンチン   ディ・マリア、ジャコブ、M・モラレス
~愛丸's MVP~
バネガ(中盤からの展開力はこの世代では群を抜いてる。ボール奪取能力も高くもうちょっとで世界的なピボーテになりそう)