愛丸のサッカー観戦記

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インテル-アタランタ

2007-11-28 00:23:56 | セリエA
観戦日 11/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
ネラッズーロデルビー。
ここジュゼッペ・メアッツァではインテルがネラッズーロのユニフォーム。
まだカンピオナート無敗のインテルと1敗のアタランタ。
堅い試合にだけはならないことを望む。
けが人が増えてきたインテルだが、復帰組もちらほら。
マテラッツィの復帰はインテリスタのみならず、マンチーニも喜んでることだろう。
アタランタはザンパーニャとデル・ネーリとの確執が気になる。
昨シーズン、チームを引っ張ったこのプリマプンタがいないのは寂しい感じもするが。

試合はインテルがさくっと先制し、いい感じで追加点を上げる完全な勝ちパターンに。
一昔前のインテルなら気を抜いてハラハラドキドキの展開も期待できたが、今はそうではない。
先制すると嫌なぐらい安定した試合運びをする。
いつからこんなチームになったのか。
内紛絶えないインテルの方がよりインテルらしい気もするが・・・。
この試合、ミッドウイークのCLを睨んでと、インターナショナルウイーク明けということで、いくつかのポジションでターンオーバー。
ズラタン、クレスポ、マクスウェルをベンチに。
2トップはJ・クルスとスアソ。
スアソはここがチャンスとばかりに自慢のスピードをフル稼働させ、何度も好機を演出。
それにJ・クルスとのコンビもなかなかなとこを披露。
1点目はこの2トップのウノ・ドゥエからスアソが抜け出し、GKのニアサイドを抜く見事なレテ。
2点目はサネッティのスルーにスアソが抜群のスピードで反応し、高い身体能力を活かして上げたクロスがポストに当たり、そのこぼれをJ・クルスがつめたもの。
こkまでこのふたりが機能するとマンチーニもうれしい悲鳴だろう。
アドリアーノがうつ病でブラジルで療養するみたで、年内の復帰が絶望みたいだが、これが痛くも痒くもない事態に。
ズラタン、クレスポ、J・クルス、スアソもう十分だろう。
それぞれの関係もどんどん良くなり、問題は何ひとつないはず。
ほんと、今シーズンのインテルは内紛が起こらない限り、スクデットの獲得は間違いないだろう。
アタランタは押されっぱなしの展開の中、トップでひとりフロッカーリがからだを張ってがんばった。
ザンパーニャがミステルともめることがなかったら、この男がトップで魂全開でがんばったんだろうが、フロッカーリも負けてなかった。
ドーニがもっと攻撃的に振舞えればよかったのだが、守備に追われるシーンが多かった。
これはランジェッラも同じ。
相手がインテルだし、それにアウエーでの戦い。
そんな孤立するシーンが多いなか、フロッカーリはコルドバを背にしながら受けたロングボールをトラップして反転しての見事なボレーでレテ。
これでアタランタは攻撃に火がついたが、攻めども攻めどもインテルの厚いディフェンスを崩しきれなかった。
疲れの見えてきたフロッカーリに代えてS・インザーギを投入しても、点は奪えなかった。
ひさびさ見たS・インザーギだったが、短い時間で2枚のカルテッリーノ・ジャッロで退場に。
いけいけのチームの勢いを止めただけだった。
フロッカーリとの2トップならまだ目があったかもしれないのに・・・。
この試合を見てて、アタランタの好調さがわかった。
チームとしてよく戦えてる。

スコア 2-1

<得点者> 
インテル   スアソ、J・クルス
アタランタ  フロッカーリ
~愛丸's MVP~
スアソ(やっとこの男の素質の片鱗が見え出した。あの爆発的なスピードは今のインテルにとってかなり魅力的)