愛丸のサッカー観戦記

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インテル-パルマ

2012-01-08 09:38:54 | セリエA
観戦日 1/8(日)       

愛丸’s チェック
最悪の立ち上がりだったインテル。
ようやく本調子を取り戻し、2011年は4連勝でカンピオナートを締めくくった。
これで、順位も5位まで浮上できたし、2012年は勝負の年。
あの勢いのままいければ、スクデット争いにも加わることができるだろうし、まずは、この初戦を取って、次節のデルビーに繋げたい。
パルマは4連続のドロー中だが、ここ2試合は3-3の大味な試合。
点を取れてることはいいことだが、点を取られすぎてるところはいただけない。
インテルとのアウエー戦だし、守備の不安定さが出てしまったら、大量失点で敗れるってことも。
13位からもっと上を目指すには、まずは堅い守備を手に入れないことには・・・。

インテルは期待を持たせるいい試合で、2012年をスタートさせた。
クリスマス休暇でリフレッシュして、それでいて、12月の好調さもキープ。
ようやくチームとして自信を持って戦うことができてる。
やっぱり、インテルには結果が必要だった。
悪いなりにもCLで早いうちに突破を決めれたのがよかったんだろう。
それに、ラニエリが若手をきっちり起用したのも、ここにきての好結果に繋がってる。
シーズン始まる前からラニエリが準備できてれば、ここまで時間は掛からなかったと思うが、何と言っても、このチームは3バックを軸にチームを作り出したチーム。
派手ではないが、ラニエリはいい仕事をしてる。
この試合ではD・ミリート、パッツィーニの2トップに、トレクァルティスタにアルバレスを置く布陣。
今は、これがベストなのか。
アルバレスはチームでの信頼も勝ち取ったみたいだし、多少ボールを持ちすぎてもチームでのイライラは伝わってこない。
逆に、この男のキープ力にパス能力に助けられてる感じ。
先制点は、サネッティのちょっと長いと思われたパスに追いつき、キープしてもいい位置だったが、しっかり中を見てのダイレクトのクロス。
ボールをキープすることがこの男の持ち味ではあるが、それを逆手にとってのダイレクトプレー。
こういうプレーもきっちりこなせるから、インテルというチームで、この大事なポジションを任されるんだろう。
アルゼンチン人が多いにも環境に溶け込めやすかっただろうし、あのD・ミリートのレテを引き出したクロスは見事だった。
そのD・ミリートもパッツィーニの2番手評価を覆すような活躍っぷりだった。
決定力の高さも戻ってきたし、ドリブルでの仕掛けも効果的。
パッツィーニのレテに繋がったスルーパスは、この男の新しい一面が垣間見えた。
充実してるからこそのプレーだろうし、ドッピエッタってことも踏まえて、この2トップは、これからのインテルの支えていくことだろう。
後半、デルビーに備えてか、うまく選手を休ませることがでいたインテルだったが、興味深かったのが、若手を多く投入したこと。
F・コウチーニョ、ポーリ、ファラオーニとこれからのインテルを背負って立つ選手たちが、仕事をこなせてた。
F・コウチーニョはアルバレスほどのインパクトではなかったが、長い時間使われれば結果は出せる。
ポーリの中盤でのバランスの取り方にはセンスが伺えたし、ファラオーニはうれしいセリエ初レテをゲット。
左サイドでのプレーも問題なかったし、インテルはうまく世代交代ができそうな感じ。
この勢いでデルビーに望めば、ミランに土をつけてもなんらおかしくないし、カンピオナートをおもしろくするためにも勝ち点3を奪ってもらいたい。
パルマはやっぱり守備の不安定さがこの大敗に繋がった。
エリア内に人がいても、マークのずれがあったり、連携がうまく取れてない。
中盤の選手が下がってきて守備をすることは悪くないんだが、インテルの中盤の選手をあまりにもフリーにしすぎ。
エリア内の選手しか見れてないし、D・ミリートの2点目のあのヘッドは、ニアのアルバレスに3人も付く必要があったのか。
下がった位置にいたD・ミリートを誰も見れてないなんてありえないこと。
ここをいち早く改善しないkとには、いくら前線でジョビンコ、ビアビアニーが奮闘しても、失点が得点を上回ると勝ち点は奪えない。
まだ降格を心配する順位ではないが、これから後半戦に突入して、まだこういう状況だったら、あっという間に順位を下げてしまうことに。
単独で違いを生み出せる選手が前線にはいるし、しっかり守って、この前の選手をうまく使うようなサッカーを確立あっせないとかなり厳しくなる。

 
スコア
5-0
<得点者> 
インテル   D・ミリート×2、T・モッタ、パッツィーニ、ファラオーニ                

~愛丸's MVP~
D・ミリート(見事なドッピエッタ。2012年はこれまで以上の活躍が期待できそう。パッツィーニとの連携もよくなってきたし、この状態をキープできれば、インテル移籍初年度以上のインパクトを与えることができるかも)