愛丸のサッカー観戦記

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ラツィオ-フィオレンティーナ

2007-11-07 18:11:07 | セリエA
観戦日 11/7(水)       
 
愛丸’s チェック        
CLとの兼ね合いでなかなか調子が上がらないラツィオ。
前節のローマ戦の敗戦もそうとう響いてるだろう。
それに、この試合はCLを見据えてのターンオーバー。
ロッキのパートナーにはマキンワ。
これが吉と出るか、凶と出るか。
ヴィオラはもっか公式戦3連勝中。
それに失点もしていない。
オリンピコでの試合とはいえ、今のラツィオ相手ならこの連勝、無失点記録を伸ばせるだろう。

ラツィオはやっぱり攻撃に迫力がない。
あのショートカウンターが火を噴くとこはもう見られないのか。
ロッキにボールが入ると、ある程度キープしてくれるから、多少2列目の上がりが遅くなってもなんとかなってたが、マキンワではどうにもこうにも。
ロッキひとりに頼るしかない。
自陣でボールを奪取できても、全ての動きが遅い。
連動性が全く感じられない。
ここからのスピーディな攻撃がラツィオの売りだったのに。
誰かひとりで単独突破できる選手がいないため、チームとしてサッカーができないとどうにもならない。
頑張ってる選手はちらほらいるが、まだマドリー戦で見せた魂は感じられず。
毎回、あのサッカーが出来たならセリエでこの順位にはいないはず。
疲れなのか、気が入ってないのか。
チームリーダーがいないのが響いてる。
こうなると全てが悪循環で、失点したシーンはバックパスのミスから。
バッロッタがゴールラインを割らないように必死に止めにいったボールをキャッチできず、パッツィーニに奪われレテ。
ちゃんとバックパスしてればこういうことにはならなかった。
後半も終了間際、イライラした選手がちらほら。
ムディンガイは次節サスペンション、ムタレッリは2枚目で退場。
次はインテル戦だってのに、中盤の核がふたりして出れない。
ラツィオはこの負のスパイラルから抜け出せない。
ブレーメン戦に勝利するしか、浮上のきっかけはないかも。
ヴィオラは相手のミスからいただいた虎の子の1点をしっかり守りきった。
守備の要ガンベリーニがけがで途中交代というアクシデントがあったが、ここはこの試合ターンオーバーでベンチにいたダイネッリがカバー。
今後、ガンベリーニがどうなるか気にはなるが、ひとはいるからなんとかなるだろう。
攻撃陣では前節の3人を総とっかえ。
破壊力という面では見劣りするが、気持ちは非常に伝わってきた。
ここでアピールするんだっていうプレーが随所に見られた。
これはプランデッリがうまく選手をコントロールできてる証拠。
特に気持ちが伝わってきたのが、パッツィーニ。
ヴィエリという超強力なライバルが出現し、なおかつコンディションも上がってるベテランが相手だから、普通のプレーじゃミステルに認められない。
よく動いて起点になり、ゴールをって前向きな気持ちも良かった。
チーム内でこんなうまく競争が行われてば、自然とチーム状態は良くなる。
UEFA杯とセリエ、ここまで二束のわらじをうまくこなせてる。
来シーズンはCLの出場も夢ではない。

スコア 0-1

<得点者> 
フィオレンティーナ  パッツィーニ
~愛丸's MVP~
パッツィーニ(レギュラーの座をヴィエリに奪われそうになってろから、ここは気持ちの入ったプレーで監督に猛アピール。いい動きと魂だった)