愛丸のサッカー観戦記

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ACミラン-トリノ

2007-11-07 20:18:14 | セリエA
観戦日 11/7(水)       
 
愛丸’s チェック        
セリエでは未だサン・シーロで勝ち星を挙げれないミラン。
引いてくること間違いなしのトリノをどう崩すか。
カカ、セードルフの2列目の選手たちがどれだけ突破できるかが鍵。
後はトップの選手。
取れるときにちゃんと取れるかどうか。
トリノはしっかり守ってから前線の選手にうまくボールを渡せるか。
ロジーナなんかは切れもあるし、コンディションも良さそう。
うまくカウンターがはまれば。

ミランは最近同様ジラのワントップにカカ、セードルフのツーシャドー。
この試合ではガットゥーゾを休ませ、代わりはブロッキ。
ここはさほど問題にはならないだろう。
いつものように、カカがいいドリブル突破からシュートってシーンが前半からよく見られた。
カカはそこまで調子が悪いようには思えなかったが、ティロがうまく当たらない。
高い精度が売りの選手なのに。
当たり損ないのティロがこんなに多いカカをあまり見たことがない。
疲れからきてるものなのか。
セリエもCLもチームの核として休みなく働いてるつけがここら辺で出てきたような・・・。
それでも大事な試合が続くし、なかなか休ませられない。
アンチェロッティも頭を悩ませてるだろう。
ジラの調子がだいぶ上がってきたとはいえ、決定機を外すシーンはやっぱり多い。
信頼をおけるプリマプンタではないし、得点を期待するのはカカってことになる。
ホナウドが帰ってくるまで、我慢するしかない。
この試合でもジラは決定機をよく外した。
ただ蹴ればいいってもんじゃない。
フリーでティロできてもGKの正面。
慌てっぷりが手に取るようにわかる。
素人が見てそうなんだから、チームメイト、チーム関係者もだいぶイライラが募ってるだろう。
後半ピッポとの2トップを久々に見たが、これがまたびっくりするほど機能しない。
あまりにもポジションがかぶりすぎ。
これだと、ピルロもセードルフもカカもパスの出しどころがない。
こんな不甲斐無いサッカーを90分披露し、またまたサン・シーロで勝利できず。
試合後、ミラニスタのブーイングがこだましてた。
トリノは90分集中してよく守った。
よかったのはセレーニ。
ビッグセーブも何本か見せ、チームに勢いをつけた。
こういう安定したGKが最後尾に控えてくれてると、DF陣もおもいきったプレーができる。
前半、だいぶ手を焼いたカカも後半にはしっかり修正し、あまり好きにプレーさせなかった。
攻撃では好調ロジーナとディ・ミケーレの絡みがばつぐん。
何度かチャンスを作った。
後半の終了直前、ネスタの疲れきった表情が全てを物語ってた。
それでもゴールを割ることはできず、ここはミランのDF陣が1枚も2枚も上。
トップのベントラ、後半はブエラノビッチがもっとこのふたりとうまく連動できてれば状況は変わったかも。
トリノはあわよくば勝ち点3を取りたかったんだろうが、このドローでも御の字。
終了のホイッスルが鳴ったとき、トリノの選手たちはガッツポーズを。
これだけの守備ができたわけで、後はしっかり点が取れれば、順位もおのずとついてくるはず。
UEFA杯圏内を目指してもらいたい。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
セレーニ(この男のビッグセーブが生んだスコアレス・ドロー。ジラには当たりまくりだった。この調子を耐えず維持できれば)