愛丸のサッカー観戦記

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バルセロナ-ベティス

2007-11-07 15:54:19 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/6(火)       
 
愛丸’s チェック        
昨シーズン、このベティスとのエンパテでリーガの優勝を逃したといっても過言ではない。
終了間際、R・ソビスにやられたあの試合。
ここではそんなことはもう許されない。
マドリーの敗戦を受けての試合で、ここは是が非でも勝ち点3が欲しい。
ベティスはクーペルの守備サッカーでどこまで太刀打ちできるか。
もっと低いレベルのチーム相手に守りきれない試合があるわけで、ここは非常に厳しい。
先制できるとおもしろいが・・・。

試合は予想通りバルサの一方的なものに。
90分ほぼ全てバルサがボールを支配してたように感じられた。
調子を落としていた選手たちはいいリハビリに。
ホナウジーニョはここで復活。
前節の試合でもうこの男はバルサにいらないと言ったが、このプレーを見せられると、必要な気もする。
うまくパスを通せなかった時間からなぜかあの笑顔が。
最初から楽しんでプレーしてた。
アンリが先制点を挙げ、この段階で試合はほぼバルサで決まったようなものだったが、2点目をこの男がゲット。
自分で仕掛けて得たFKを直接叩き込んだ。
これまでFKでもなかなか魅せることができなかったが、ようやく、ここで復活弾。
笑顔が弾けてた。
ここからはいいときのホナウジーニョそのままに遊び心満載。
これにしっかりメッシがついて来て、ファンタジー溢れるサッカーを展開。
このふたりのワンツーでの突破はただただ圧巻。
ベティスDF陣はなす術なかった。
ただ、これにまだアンリはついていけず。
こういうプレーを得意としてないこともあるが、このファンタジーにアンリまで絡めるようになると、バルサはえらいことになる。
そういう日が来るのも遠くない気がする。
ホナウジーニョを目覚めさせたベティスの罪はそうとうでかい。
よかったのはホナウジーニョだけでなない。
ここ最近ずっと絶好調のイニエスタも最高のプレーを。
デコの代役をおつりがくるぐらいこなしてる。
フィニッシュに絡むシーンも多く、このままスタメンでもおかしくない。
こんなユーティリティな選手、どのチームもほしいだろう。
守備陣はほぼ見せ場なし。
それだけベティスに攻められなかったってこと。
最後は余裕の選手交代で、プジョルを右のSBに。
はたしてこれが何を意味してるのかわからないが、休ませる選手はしっかり休ませることができた。
この試合でリーガで弾みがつくはず。
マドリーとの差も詰まり、やっぱり2強の戦いになりそう。
ベティスはパボーネをやっと拝むことができたが、ノーインパクト。
中盤の選手との距離感があまりにもありすぎ、孤立してた。
これじゃどうしようもない。
エストゥディアンテスで輝いた頃のような活躍はこれでは無理。
左のM・ゴンサレス、センターのリバス、右のエドゥ、全員下がりすぎ。
リバスが悪い選手というわけではないが、センターはエドゥの方がいい。
で、右にはR・ソビス。
このR・ソビス、ベンチ入りもしてなかったからおそらくけがだとは思うが、この男がいてくれないとベティスもつらい。
得点パターンが確定されておらず、まだまだ厳しい試合は続きそう。
名手リカルドをもってしても3失点なわけで、守備もそんなに堅いわけじゃない。
降格だけは避けてもらいたい。

スコア 3-0

<得点者> 
バルセロナ   アンリ、ホナウジーニョ×2
~愛丸's MVP~
ホナウジーニョ(あの笑顔がカンプ・ノウに戻ってきた。ここからこの男の本領発揮か。FKからとはいえ2得点は立派)