愛丸のサッカー観戦記

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アタランタ-ローマ

2007-04-26 15:21:51 | セリエA
観戦日 4/26(木)       
 
愛丸’s チェック        
こっちのネラッズーロが本家ネラッズーロの手助けを。
どの部分においても、ローマを上回った。
完璧な試合運び。
絶えず、これだけのサッカーができるなら、もっと上の位置にいてもおかしくない。
UEFA圏内を狙える位置にはいるが、そこはこだわらないみたい。
来シーズンもしっかり残留できるチームを今シーズンのうちからやっていくそうだ。
イタリアのプロビンチャはあまりヨーロッパ戦には興味を示さない。
まずは自国リーグ。
アタランタもこのメンバーのまま来シーズンを戦えるとも限らず、こういうチームのミステルはほんとに大変だ。
そのアタランタ、前線のコンビネーションがすばらしい。
いい時のローマを思わせる。
トッティとザンパーニャじゃ役割は全く違うが、2列目の選手の動きはまさにそれ。
右のF・ピント、左のアリアッティは豊富な運動量でポジションチェンジを繰り返し、ドニはよくザンパーニャを追い越していく。
チャンスはかなりあった。
ザンパーニャの出来がいいからこれだけのサッカーが出来てる。
しっかりポストが出来、足技も巧み。
献身的なプレーも惜しまずこなし、今のアタランタを支えてる。
2点目のレテは芸術的だった。
サイドからのマイナスのボールをDFを背負って半身の状態で受け、トラップをわざと浮かせてのクッキアイオ。
あの身なりからは想像できないような繊細なタッチだった。
一方、ローマはマンシーニ、ピサロ、メクセスがサスペンションでトッティが坐骨神経痛でお休み。
このメンバーがいないと全く別のチームに。
流れるような攻撃も安定した守備も見られない。
あのエクイリブリオはどこへやら。
ヴチニッチ、ペロッタ、タッデイはまだいつものようにやれてたが、両サイドのヴィルヘルムソン、タバーノは何もやれてない。
この両サイドがいけてないから、SBのオーバーラップがほとんどできなかった。
ピサロがいないため、デ・ロッシもアンカーに徹し、フィニッシュに絡むことはなかった。
この試合を見れば、いかにローマの選手層が薄いかわかる。
シーズンの序盤、中盤でこの弱点を晒さなくてよかった。
やっぱりトッティのチーム。
来シーズンもCLとの掛け持ちになるわけで、どれだけ補強が出来るかが鍵になる。
セリエではユーベが戻ってきて、ミランも必死に来るはず。
放出ばっかりが取り立たされて、大丈夫かローマ。

スコア 1-0
<得点者> 
アタランタ   ドニ、ザンパーニャ
ローマ     ペロッタ
~愛丸's MVP~
ザンパーニャ(このアタランタの好調を支えてるのはこの男。プリマプンタとして申し分ない働き。アズーリも目の前か)

2 コメント

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Unknown (こぶた)
2007-04-27 18:30:13
クッキアイオ…
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お答えします (愛丸)
2007-04-27 21:42:09
クッキアイオとはイタリア語でスプーンの意味。
ループシュートのこと。
あのボールの軌道がスプーンみたいだからかな。
トッティがリゴーレで昔やってた。
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