相変わらずのリスクオフ相場。17000円割れの16900円の引けとなりました。材料が国内発でないため、見通しを立てるのは難しいのですが大統領選挙は日程が決まっているのでブッシュ・ゴアの時のように結果が判明するのに1ヶ月とか掛からなければ、お尻は決まっているので水曜から反発になってくるでしょう。
それにしても、身構えてるねぇ。アメリカ人も予測できないのだから異邦人には予測不可能だよね。予測できないなら、自身の考えに沿って行動した方がいいでしょう。
分からないなら余り考え過ぎてもいけないのではと思う。
話は変わりますが、11月2日の日経 大機小機でシンゴジラに学ぶことというタイトルでデフレについて述べていましたがそれに絡んでニッポン放送でコメントしていたのを昨日聞いた。
誰が話していたのか分からないが、なるほどな!ということがあった。
そこでは、インフレには悪いインフレも良いインフレもあるけれど、デフレには良いデフレは無い。日銀はインフレ2%を目指しているけれどこれまでの経済環境とは違う点がある。人口動態では国民のボリュームゾーンが40歳に近ずいた時、景気回復が起こると言われているが現状は違う。
何故か?現在のボリュームゾーンの35歳から44歳は俗にいう就職氷河期世代であり、正社員として働いている比率がその前後の世代より小さいとのこと。当然に所得の水準も低くなっている。ボリュームゾーンの可処分所得が小さければ物価の上昇や消費喚起の足を引っ張ることになる。そして、20歳代から非正規で仕事をしている方たちは役職も付きづらく、また30歳を超えて正規の職員になる事も難しい。企業は30歳代以上は管理職としての業務も期待して採用することはあっても、単純労働は年齢の若い方か高齢者を雇用する方が多くなる。結果として、今の状況がこの世代のみ継続されるということである。
新聞報道では政府は非正規社員の正社員採用のための補助金の支給とありましたが、この問題の解決はそう簡単ではないし良い対策を見出さないとデフレが継続する要因になってしまう。
リーマンショックの外部要因であるのでは、その世代には非は無いが、ビジネスはある意味経験がものを言う事も事実なのでそう単純な話ではない。
しばらく解決策を考えてみようと思う。
週末です。良い週末を!