かてぃさんの雑記帳

単なる自分の備忘録です。要はその時自分は何を考えていたのかを残しておきたいだけです。
基本 個別株については書きません。

週末雑感(2023/9/24)

2023-09-24 08:27:00 | 日記
金曜日、日銀政策決定会合が終わり内容は無風。以下日経から

15時頃の植田総裁のlive会見もチラッと見ていましたが記者は少しでも金利を上げさせる発言を引き出そうとしている事に執着している様に感じました。
でも、30年もデフレ状態が続いていた経済が1年やそこらのインフレで基調が変わることは無いと思っている。今、金融の世界にいるバリバリの若手は生まれてこのかたインフレ経済を経験していない。骨の髄までデフレが浸透している。このデフレマインドを変えさせるのはおそらくデフレの期間の三分の一とか五分の一の期間が必要とされるはずだ。

株式だって30数年経っても新高値を取れないのだからそれ相当の期間が必要な筈だ。銀行家にとっては是非とも早期に金利が上がって欲しいのは判る。でも、マインドが変わる前に政策を変えると2000年代の前半の様に景気を腰折させる。多分、デフレマインドが払拭されるのは年金受給者の諦めと共にやってくると思う。
今まで団塊の世代より上の方達は現役の時にインフレの恩恵を受けてきて、引退後はデフレの恩恵を受けて来た。年金支給額はほぼ変わらず物価が下がり購買力は増えた。その逆の現象がインフレだ。新聞やテレビの大手マスコミのメインのお客様は年金受給層だ。だからそう言う紙面や番組を作った方が共感される。そして、またその層はデフレに戻った方が暮らし易いからいずれ戻ると心の奥底では考えている。

だから、その様な年金受給者層の方達を諦めさせないとマインドは変わらない思う。当然痛みを伴うだろうが無傷で時代が変わったことは無い。その為にはマイナス金利は継続させる必要があるのでは無いか?

言いたい放題書きましたが本音です。後10年もすれば私も立派な年金受給者になっているでしょう。その時は自分はこの国のメインプレーヤーではなく国に扶養されている者なんだという意識でいたいと思います。






さて、日本株はこのところ押し目は3日4日程度となっています。業績が急悪化するならまだしも、巡航速度でいるならばそのリズムは意識しておいて良いと思います。
今月末は日経平均の入れ替えもありますから、日経平均売り・TOPIX買いの裁定も働くと思われます。配当取りも意識されるでしょう。来週前半はチャンスかなと思っています。
目標は34,000円で変わっていません。じっくり攻める時期だと思います。

元気出して行こう!


週末雑感(2023/9/17)

2023-09-17 22:05:00 | 日記





今週は米国CPI、PPIが発表される。
内容はニュートラルな印象であり金利には影響は大きくはないと考えられる。
週末はトリプルウィッチング。波乱はなく終えた。ウィッチング明けは株価は一旦減速するかもしれないが、利上げがラスト1回というコンセンサスが浸透すれば上昇するかもしれない。ただし、一部のハイテクのみの上昇では持続力に欠けてしまうので資金が入るセクターのローテーションがどうしても必要になる。

また、原油価格が上昇していることについては産油国の中で最大の生産量を米国ではあるがシェールオイル・ガスの生産リグの数は増えておらず増産余力に乏しい。ある説によれば米国の生産コストは80ドル/バレルとのことなので、現在の原油価格では新規の設備投資は呼び込まれない。逆にガソリン価格の上昇によるデメリットが見えてくるかもしれない。
どこかで米国とサウジの関係改善が必要になると思われる。原油価格は利上げしても収まらない可能性がある。価格が上がりすぎて石油製品の買い控え的な動きが出なければ状況は変わらない。





さて、日本株については前回記した様にper16倍前後が目先考えられる。bps2150円✖︎16=34400円を想定するが個人的には33000円から10%程度づつ売り上がりたいと考えており、売却したキャッシュは急落時に買い戻しするための資金にしたいと思う。ただ、日本株はセクターローテーションが機能している様なので年初来高値の銘柄を減らして年初来安値の銘柄を仕込むというのはありかなとは考えています。
ただし、新興企業の安値は注意かなと思っていますので投げられる投資家さん向きだろうと思います。

元気出して行こう!

週末雑感(2023/09/10)

2023-09-10 08:35:40 | 日記
先週のperの記載では数字が手元になかったので、ある意味当てずっぽでした。自分が作っている指数帳を載せておきます。




8月末の数字はクイックからのデータでは終値32,619円 予想per15.34倍 ここから出したEPSは2,126円。

ここから16倍で34,016円 これが目先の目標になると思います。


今週は9月のメジャーSQがありました。直前 いつもの様ですがアウトオブザマネーの33,000および33,500あたりのコールの建玉からその相手方となった証券会社のヘッジで先物が買われたと思われる。
因みにアットザマネーのデルタは0.5程度ですから業者は売り建てたコールの枚数の半分の数量の先物をヘッジで買わなければならない。それで株価が上がればデルタは上昇するためヘッジの枚数は増えていく。

しかし、木曜日に潮目が変わり株価は下落。デルタが下がり、ヘッジはオーバーヘッジとなるため先物を売却する事でヘッジ数量を調整する。

そして、金曜日に9月物のオプションが決済され手持ちの建玉が消えるのでヘッジが必要なくなる。このため、来週は新たな10月物以降のコールの建玉が増えないとヘッジの先物買いは入らない。

逆に株価が下がりプットの建玉が増えれば相手方の業者のプット売り玉のヘッジのため、先物の売り建てが増える。今月は月末に日経平均採用銘柄の入れ替えがあるためなかなか日経平均型のインデックス売買は増えにくそうだ。と、すれば目先は弱含みか?

一方、外国人の投資家の買いは再び増えてきているのでTOPIX型は堅調になりやすい。

また、米国は毎年の事だが9月はファンドのTAXロスの売りが出やすい。利益が上がっている銘柄とマイナスが大きい銘柄をあんこにして処理する。買われていた銘柄は利益確定で売られても買い戻されると思われるが、大きなロスの銘柄は売られ切りになりやすい。ですから、AI関連の下げは買っても良いかもしれません。ロスの大きな銘柄は落ちたナイフが床に刺さってから入った方が良さそうですね。

繰り返しますがセルインメイの格言は以下の通り

「Sell in May, and go away. Don't come back until St Leger day. 」
(5月に株を売って市場から去れ、そしてセントレジャーデーまで戻ってくるな)

セントレジャーデーはイギリスで毎年9月の第2土曜日に行われる競馬の大レースを表しています。(カブコム証券HPから引用)

あと9月は何か起こりやすい時期です。


歴史的大恐慌

1929年10月24日 世界大恐慌
1973年10月   第一次オイルショック
1985年09月   プラザ合意
1987年10月19日 ブラックマンデー
1992年09月   英国がユーロ導入を断念(ポンド危機、ジョージソロスに敗北)
1998年10月   ロシアデフォルト→LTCMが破綻
2001年09月11日 9.11同時多発テロ→株式市場が閉鎖→暴落
2008年09月15日 リーマンショック

この辺は頭に入れておいた方が良いです。なぜなら、マーケットにいる人には知られているからです。いわゆる効率的市場仮説ですね。興味ある人は自分で調べてね。

ではこの辺で

元気出して行こう!





週末雑感(2023/9/3)

2023-09-03 11:18:00 | 日記
週末は注目の雇用統計。
Bloombergから引用しておきます。

6-7月の雇用者数は11万人下方修正、労働参加率は3月以来の上昇 

平均時給は前月比0.2%上昇、前年同月比では4.3%上昇


8月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比187000人増加 エコノミスト予想の中央値は17万人増

前月は157000人増(速報値187000人増)に下方修正

家計調査に基づく8月の失業率は3.8%に上昇市場予想は3.5%


株価収益率(連結決算ベース)

項目名前期基準予想
日経平均15.91倍15.45倍
JPX日経40015.48倍15.63倍
日経30016.17倍15.73倍
日経500平均16.72倍15.97倍
プライム全銘柄16.49倍15.80倍
スタンダード全銘柄15.22倍14.70倍
グロース全銘柄769.41倍58.69倍

PERがどの程度が妥当なのかは意見が分かれますが、
仮にインフレ率プラス2%程度とすれば
PERの逆数である益回りが6%程度つまり100➗6=16.66
16.6倍程度と考えられる。
BPSが日経平均で2055円程度なので0.7倍程度上昇余地がある。
2055✖️0.7=1438円程度だろうか?
TOPIXは目先いいとこまで来てる感じがする。

ここからの株価上昇は一株あたり利益(BPS)の増加かPERの上昇が必要。
インフレにより価格転嫁が出来るならBPSの増加は考えられる。恐らく売上高が価格転嫁により5%増加すれば利益の増加は5%では済まない。特にまだ安い在庫を持つところや為替予約がうまく行ったところの利益は10%を超えるだろう。

一方、PER上昇は益回りの低下を容認するというコトだからもしPERが17倍を超えて20倍などになるようなら益回りが5%を市場が容認することになる。外部の環境が変化しなければこれは難しそうだ。

個別株ではあり得るがインデックスとしては如何だろうか?銘柄の選択眼が問われます。

とは言いつつも、米国はバックトウスクールの時期で消費は堅調になると思いますから変な金利上昇が無ければ適温のマーケットになりそうだ。

元気出して行こう!