金曜日、日銀政策決定会合が終わり内容は無風。以下日経から
15時頃の植田総裁のlive会見もチラッと見ていましたが記者は少しでも金利を上げさせる発言を引き出そうとしている事に執着している様に感じました。
でも、30年もデフレ状態が続いていた経済が1年やそこらのインフレで基調が変わることは無いと思っている。今、金融の世界にいるバリバリの若手は生まれてこのかたインフレ経済を経験していない。骨の髄までデフレが浸透している。このデフレマインドを変えさせるのはおそらくデフレの期間の三分の一とか五分の一の期間が必要とされるはずだ。
株式だって30数年経っても新高値を取れないのだからそれ相当の期間が必要な筈だ。銀行家にとっては是非とも早期に金利が上がって欲しいのは判る。でも、マインドが変わる前に政策を変えると2000年代の前半の様に景気を腰折させる。多分、デフレマインドが払拭されるのは年金受給者の諦めと共にやってくると思う。
今まで団塊の世代より上の方達は現役の時にインフレの恩恵を受けてきて、引退後はデフレの恩恵を受けて来た。年金支給額はほぼ変わらず物価が下がり購買力は増えた。その逆の現象がインフレだ。新聞やテレビの大手マスコミのメインのお客様は年金受給層だ。だからそう言う紙面や番組を作った方が共感される。そして、またその層はデフレに戻った方が暮らし易いからいずれ戻ると心の奥底では考えている。
だから、その様な年金受給者層の方達を諦めさせないとマインドは変わらない思う。当然痛みを伴うだろうが無傷で時代が変わったことは無い。その為にはマイナス金利は継続させる必要があるのでは無いか?
言いたい放題書きましたが本音です。後10年もすれば私も立派な年金受給者になっているでしょう。その時は自分はこの国のメインプレーヤーではなく国に扶養されている者なんだという意識でいたいと思います。
さて、日本株はこのところ押し目は3日4日程度となっています。業績が急悪化するならまだしも、巡航速度でいるならばそのリズムは意識しておいて良いと思います。
今月末は日経平均の入れ替えもありますから、日経平均売り・TOPIX買いの裁定も働くと思われます。配当取りも意識されるでしょう。来週前半はチャンスかなと思っています。
目標は34,000円で変わっていません。じっくり攻める時期だと思います。
元気出して行こう!