かてぃさんの雑記帳

単なる自分の備忘録です。要はその時自分は何を考えていたのかを残しておきたいだけです。
基本 個別株については書きません。

7月29日のマーケットから(18:50記)

2016-07-29 18:30:50 | 日記


今日の日銀政策決定会合の結果は物足りなさが残るものの期待感と材料出尽くし感のバランスが取れていたために大幅安にはならずに済みました。
日銀はサプライズを狙わずに市場と対話出来れば、結果としてボラを高めないで済むことを証明した。と言いつつも、TOPIX先物は12:10ごろサーキットブレーカーが発動されるほどだった。クイック見てたらnk225先物は16650円から1秒もせずに16000円割れした。売買システムが向上するのは良いが600円幅を1秒で変動させるのはどうかと思う。もし、現物の場中だったらと思うとゾッとします。

発表後考えたのは、日銀がカードを温存したかった事。黒田総裁は国債は市場に3分の2はまだあると発言があった。国債発行残高は900兆円。異次元緩和は3年で250兆程度買っていると思われるので、間違った事は言ってはいない。でも、日銀に残されたカードは少ない。少ないカードをどれだけ有効に使えるかが問題だ。jリートの発行した債券を買い取りするなんてのは良いかもしれない。ある程度資産の裏付けが有れば検討対象になると思うし、不動産にも資金が回る。要はFRBが不動産担保証券を買うみたいなものです。

重要日程が消化されたので、ここからは経済対策の内容精査になると思いますが、8月は意外だかがあっても可笑しくないと思っています。為替は円高で反応しましたが、極端なところまでいきませんでした。そろそろリバウンドに入ってくるのではと考えています。シカゴのポジションを見てないのでわかりませんが、これから、出掛けてしまうので後ほど報告します。では、良い週末を!

7月28日のマーケットから(19:45記)

2016-07-28 19:18:41 | 日記


本日の東京マーケットを見ていると経済対策についてはほぼ内容は出尽くした感がある。マーケットとしての材料出尽くしでは無く、推測される経済対策の中身が出揃ってきたという意味です。ここからは、これがどの様な効果をもたらすのかを推し量るところにきています。

また、明日の日銀の政策決定会合についてはその内容により日銀がマーケットとどれだけ対話できているかが示される。今日のマーケットでは日銀の緩和は無風か最少限度の緩和に留まることを前提に展開された。何も出なけりゃ500円安もあるかな?

政府が折角本気になってきたのであるから、日銀がそれなりのフォロースルーを行えば経済環境は好転できると考えるが果たしてどんなものであろうか?ETFの買付を3兆円から倍増以上にして、国債買い取りを70兆円から+20兆円てところが合格点でしょうか。合格点なら500円高でしょう。
出来れば、社債の買付やマイナス金利の拡大、当座預金の付利の引き下げによりマネーストックの拡大を意図した対策が望まれる。
マネタリーベースでは無くマネーストックの拡大が必要だ。用語については各自ググってください。今のまま、日銀当座にどんなに資金が積み上がっても何の役にも立たない。市中銀行が中小企業に融資を拡大して中小企業のオヤジ達が金を使う気にさせる政策が最も必要であり、マーケットも好感するはずである。

庶民に1万円配っても何の役にも立たない。ポイントは中小企業の経営者の行動だと思う。彼らがホイホイとメルセデスを買おうと思える様になった時、景気は拡大する。ちまちま車検通しているようでは大きな景気拡大は望むべくもない。

だから信用保証制度の拡充をして、かつ日銀は市中銀行に融資する際のインセンティブを与えることが必要であると思う。
現状は格差が拡大してもやむなしである。サラリーマンの私からすれば苦い部分もあるが、今必要なのはこれである。そのおこぼれは色々なところに波及するはずである。

あまりマーケットと関係なかったかな?では。

7月27日のマーケットから(21:00記)

2016-07-27 20:29:40 | 日記


政府の経済対策の発表が近づいてきましたが、金額の総額ばかりが一人歩きしている様で内容が全く報道されません。リニアと中小企業対策の信用保証制度活用は出てきましたが、それ以外が見えません。まるで定食屋のメガ盛りの天丼にアナゴ追加します、シシトウつけます、玉ねぎも何て感じです。しっかり、ご飯にタレが掛かっていれば良いのですが我々にはまだわかりません。
ただ、資金が市中に出回ることは確かなので、日銀の緩和と合わせてデフレ対策にはなるのでしょう。場中には50年国債の発行なんて奇策の話も流れました。日銀が低価法を使わないのであれば日銀は50年債券を保有して金庫の奥底に沈めておけます。(振決債だから金庫に債券はありませんが(-。-; )

将来的にはハイパーインフレの懸念もありますが、選択肢の一つだとは思います。ここでそんなこと心配するのは、その日暮らしな生活をしている人が大富豪になってお金使い切れなくなったらどうしようと心配している様なものですから、先ずはデフレ脱却を最優先にしなくてはなりません。

今後不都合が起こっても、その時代の官僚が何とかするのではないですか?その上、国家債務の実質的価値も下げることができ一石二鳥なのかもしれません。(国民は大変かもしれませんが)

ところで、東京株式は17000円の節を抜ける準備が整ってきた様に思います。経済対策が27兆円規模があれば実質その2倍から3倍の効果が期待できます。その上、信用保証制度の活用が出来れば株式に中小企業のオヤジ達の資金が入って来ます。これにキャピタルゲイン課税の低減でもあれば、25000円でも可笑しくない環境になります。実現化は無いでしょうがそうなれば、デフレ脱却なんて簡単です。資産価格がそこまで上昇すれば消費は必ず拡大する。バラ色のシナリオです。
政府にそこまでの覚悟と認識があるかの問題です。でも、ちょっと期待したいなぁ。

さあ、今晩はFOMCの発表です。利上げがあって円安になるのが、第一良いのですが如何でしょう?では。

7月26日のマーケットから(20:00記)

2016-07-26 19:23:46 | 日記

為替の話をします。店内では資料を作ったのですが、忘備録なのでこちらにも残します。

ソフトバンクのARMの買収発表以来気になっていましたが、バタバタしていたのでよく見ていなかったのですが、ソフトバンクの買収は為替のマーケットに結構なインパクトを与えています。

2006年のボーダフォンの買収時はユーロが140円から169円まで動いています。買収金額は1兆7000億円でした。


スプリントは2012年。この時は80円から125円です。買収金額は1兆5000億円でした。


因みにソフトバンクは1ドル82.2円だったと思いますが、この水準でドルを押さえました。

さて今回のARMは3兆円オーバーですが円からは1兆円程度でおそらくすでにポンドは買い切ったと思いますが、孫正義の為替の見立ては信頼して良いと考えています。孫正義が凄腕なのか、ソフトバンクの財務がそうなのかわかりませんが、4〜5年おきに海外買収をするのは為替の波動も考慮した上でのことだと思います。

今日は104円台に入ってきていますが、これはFOMCで利上げが無さそうなことと日銀の追加緩和が見送りされるかもしれない観測のためであると思いますが、大きく突っ込む材料にはならないと思ってます。

東京株式はは為替の円高から調整されていますが、騰落レシオが128になっていたこと、17000円のボックスの上限を抜ける材料がないことによる調整の範疇だと思っています。日銀待ちの現状では仕方ないですね。追加緩和があれば尚良しですが、主眼は経済対策の真水が幾らくらいに成るかにかかっています。真水6兆円が分水嶺かな。財政投融資ははあくまで主食にはなり得ない。調味料のコショーみたいなものかな。コショーで腹は満たせないのだから、主食になる部分が大事です。それは、都市への投資です。地方ではない。
これは私が考える経済対策の中心課題です。商品券などもっての外です。商品券を貰っても、現金で買う食料品などが商品券での支払いに代わるだけで何の効果も無い。その分貯蓄に回されるだけだと思います。だから、政府が金を使わなければならないのです。

そうすると、どうしても鉄道道路の発想になってしまうのですが、本当は羽田拡張が良いんですけどね。でも、以前言ったように東京には自由な空が無いのです。この規制が取っ払われると最高です。

7月22日のマーケットから(20:15記)

2016-07-22 19:50:29 | 日記



本日の東京株式は昨晩からの円高を受け軟調な展開。それでも上記の一目均衡表は先行スパンの雲を上回って展開しており、当然の一服と捉えて差し支えないと思います。任天堂フィーバーが一段落して次のテーマを探している状況と考えています。

このところは、ずっと低迷していた株が復活の気配を見せており(例えばコマツ)、循環物色が聞いてくるかもしれません。こういう時は乗れている人は勝ち続け、負けた人は次々にジャンピングキャッチをして高値ばかり買ってしまうものです。短期的な負け組は一息入れましょう。

次の話題、経済対策が連日報道され規模ばかり注目を浴びていますが中身を検討しましょう。公共事業のリニア新幹線についてはこれまでも述べている通り、都市に住む人にメリットを与える資金投入だと評価して良いと思います。
あと、受け売りですが中小企業対策の信用保証制度の活用については結構なインパクトがあると私も思います。過去の1998年や2008年は保証協会の保証の元、中小企業のオヤジがこぞって借り入れをして株式を買ったものでした。確かこれらの時は小型株や仕手っぽいところが動いたと記憶しています。簡単に言えば国が保証人になって金貸してくれるのですから、本業に金を突っ込むより株に入れて短期で幅取りたいと考えても不思議ではないですね。今回もそうなるとは限りませんが可能性はあります。2000年問題の時はそういう資金が光通信やソフトバンクに入って大天井をつけました。こういう時は保有期間をあらかじめ決めておき、買っても動かなかったらすぐ投げることが大事だと思います。同じことを考えている人が一杯いるはずですから、ダメだと思っても投げないと大幅に引かされます。一回大幅にやられたら、なかなか取り返せません。
でも、そういうマーケットになったら日経平均でも5000円やそこら動きますから、実現すれば楽しみですね。それが消費の回復に繋がるのです。

僕も会社作ってカネ借りたいな!
良い週末を\(^o^)/