今週は原油が大荒れでしたね。
先物がマイナス価格に入ったのは初めてとのこと、モーサテで朝見た時にこんな事があるんだっていう感じでした。
システムとしてマイナス価格が約定できる事自体が驚きでしたし、流石CMEだなぁと思いました。
原油の急落は先物の最終売買日の前日だったのが最大の要因だと思いますが、限月交代の直前に原油のETFの残高が急増したらしく20日に当限の売り/翌限買いのロールが入った時に当限の買い手が全くいなくなったと言うのが本当のところじゃないかと思います。テレビでは原油の買い手が現物の受け取り保管のコストが高くなって、コスト払って引き受けてもらったなんて言ってました。だけど、−30ドルで売るくらいなら買い向かう先も本来あるはずだし、コスト的には全く合わないと思います。何か、何処かの業者の人がぽろっと言ったことをそのまま受け売りしたのではないかと思います。マスコミの人はもっと自分で考えて発言した方が良いんじゃないかと最近特に思います。
株式は4月のSQで力が抜けてしまい抜け殻になった感じでしょうか?
半値戻しが20300円どころですが、20000円に近づくと売り物が出る。
しばらく、というかGWの連休明けまでは19000から20000円で膠着するんではと予想してます。
そして、いまの国内に買い向かう投資家が少ないんだろう。
今なら半年スパンで3割高は十分狙えると考えていますが、buy and holdする投資家が少なすぎる。
ちょっと上がると、直ぐ売る投資家しか居ない。
恐らくこれはマーケットの投資家の割合が日本と米国で大分違うからだと思います。
例えば、米国では現物株をネット取引する投資家よりもミューチュアルファンドに投資する投資家が多い。
だから、3%上昇くらいでは売り物が出てこない。
米国でもデイトレーダーが居ない訳ではないんでしょうが、業者がマーケットメイクをしてoffer−bidを出しているので意外とコストが高いんだと思います。
一方、日本ではあまりにも大口のデイトレーダーとかスイングトレーダの売買の総出来高に占める比率が高いんだと思います。だから、買い物に腰が入らない。売買コストが安すぎるんではないかとも思っています。
個人投資家は大事ではあるけど、偏った投資家ばかりだと偏ったマーケットになるってことだろう。
米国では個人投資家にIPO株の割り当てなんてほとんどないって言いますから、IPOの抽選だけの投資家なんてほぼ居ません。その代わり、fidelityとかその他のアクティブファンドには十分渡される。
日本もこうした方が良いとつくづく思います。
新規公開株はセカンダリーで買うものって言う流れになれば、
よりバリューに近いプライス設定になるし馬鹿みたいに加熱しすぎるってことも無くなる。
その上、公募価格も高くなり過ぎず・安くなり過ぎずリサーチの結果が反映されてくると思います。
そして、周り回って一部市場にも資金が回ってくるようになるんじゃないか。
いまは、何処もテレワークで特に証券会社のofficeには人が居ない。
人が居ないところには、お金が流れにくい。
仕方ないね!もう少し辛抱しよう。
Think BIGで、元気出していこう!では。