緊急事態宣言が再発される。
世の中では3回目かよっていう批判的な報道も多い。
政府を批判するにはうってつけだ。
でも、果たしてそうか?
最初からコロナをゼロにできるなんて言うお気楽な人も少ないと思う。
ワクチンが入って来ていないと批判するのも勝手だ。
製薬会社の立場に立つと、人道的な側面と経済活動の側面がある筈だ。
人道的には早く世界の人々にワクチンを届けたいという理想はあるにちがいない。
そうでなくてはいけない。それでも、製造設備や原料調達など安定供給の障害はある。
だから、世界で最も必要なところを優先して出荷する。
それは感染者が多いところで、経済が止まったら困る地域。
それが、アメリカであり欧州だったのではないか。
日本は10万人あたりの感染者のケタが違う。後回しになることは偶然ではない。
これをもって批判するのはエゴなのかもしれない。
そして、経済活動としてはファイザーなどはアメリカ政府などからワクチン開発の補助などがあるはずだから
米国政府などの意向もあると思う。米国政府の必要な量を必要なタイミングで必要なところに出荷させる。
恐らくこれに尽きる。ここには日本政府の力は及ばない。
日本に供給されるのは、アメリカが必要だと考えたからだ。
これは同盟関係や日本人の国民感情を米国に向けさせるためでもあるだろう。
日本国としての主体的なワクチン供給は国内でワクチンを開発し、治験を行わなければ不可能だ。
国内で開発できても、治験は海外に頼らざるを得ない。それは人を実験台にするからだ。
海外では経済的に治験に参加して報酬を得ている方も相当数いると思う。
日本ではお金のために治験に身体を差し出す方は多くないし、厚生労働省もワクチンを認可するまでのハードルも高い。
これはインフルエンザや子宮頸がんのワクチンの対応を見てもわかる。
それらの要因が合わさって今の状況がある。
批判するだけでは何も前には進まない。
ワクチンに副反応があるのは当然だし、副反応が出る確率と罹患した時のコスト(お金だけでは無いですよ)を比較して判断してほしいと思う。どうせ、重い副反応が出たら弁護士事務所などが国家賠償訴訟に参加しませんかなんてCMを流すんでしょうけどね。
ワクチンのことばかり書いても仕方ないのでマーケットについて少し書きます。
日本株は教科書に載っているような典型的な三角持ち合いが続いています。
時系列では
高値は
2/16 30714円
3/18 30485円
4/06 30208円
安値は
1/29 27629円
3/05 28308円
3/24 28379円
4/21 28419円
上値は切り下がり、下値は前の安値を割らずに切り上がっている。
タイミングを考えれば5月中旬ごろに持ち合いの傾向線が交差する。
例年で考えればGW前にポジションを落とすのがセオリーだと思う。
持ち合いは上か下かは判らないがブレークする。
傾向線の交点は29500円位かな?
そこから上下2000円は考えて良さそうだ。
私の印象では70%は下、30%は上という感じがしている。
と、すればポジションの2/3をcashにして下で待つのが合理的なんだろう。
RISK LOVERならそのままでも良いと思うけど、迷いますね。
だから、今マーケットは動かないのだとも言える。
今週方向が決まるかも知れないですね。
元気出して行こう!