週末に日経平均は1989年のの高値28,915円を更新した。
私が就活していた5月は34,000円程度だったと記憶している。そして、入社式の日は28,004円。これを覚えておけと言われたものでした。ここから、7000円台まで下落して二度と高値更新は無いのでないかと思った時もあった。これをやっと更新した。
抜けない高値はないのだ!
思い起こせば1989年は日経平均だけ上昇していた。当時、ソロモンブラザーズをはじめとした外資系が日経平均採用の品薄株と呼ばれる発行株数が小さな銘柄を競って買い上がっていた。
記憶のあるところでは片倉、極洋、品川白煉瓦、松坂屋、東京ドームなど。この中では合併や経営統合、子会社化などで現在上場していない銘柄もある。当時は先物やオプションの知識もほとんどなく、外資が現物品薄株を買い上がり国内は先物を千円も上まで買い、下がればオプションのコールをナンピン買いするなど( 笑 )めちゃくちゃ。年明けに裁定解消で2000円安することもあった。
↓は年足
現在もユニクロ、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクGなど手法は似ているが収益が伴っていることやデリバティブへの理解が進み裁定の機会が減りマーケットが効率化している事を鑑みれば以前とは異なっている。
また、TOPIXは更新していないので未だバブル期を超えた訳ではない。
これが更新されて初めてバブル期超えと言えると思う。
これからは中途半端なIPOを減らし、収益力やビジネスモデルが熟成して来た企業をマーケットに出していくべきだ。
2ケタの株価の変なファイナンスする銘柄を排除して真っ当な企業を育成していく必要がある。
もう少し上場基準を厳格化しても良いと思う。
TOPIXの更新は各企業の本気度が試されているかもしれない。
元気出して行こう!