かてぃさんの雑記帳

単なる自分の備忘録です。要はその時自分は何を考えていたのかを残しておきたいだけです。
基本 個別株については書きません。

週末雑感(2023/3/26)

2023-03-26 20:50:22 | 日記

ドイツ銀行(DB)に金融不安は飛び火した。

そもそもDBはデリバティブの保有想定元本が巨大で数年前に経営不安が流布され、株価は大きく下落していた。クレディスイスよりも先に攻撃されていたわけである。今回は金融機関のショートポジションを持つ投資家が次のターゲットを探すうえで元々経営不安があったところに目を向けたという事であろう。

なので、100%安心というわけでは無いが先進国のTOP行を沈めるのは相当困難だろう。クレディスイスはスイス2番手であったので当局も行動が遅れたと思われるがDBはドイツ政府の監視も強く、過去に経営不安説があったが故に逆にターゲットにしにくいのではないだろうか?

週末の株価では不安感を拡大させるのは未だ下落幅が小さいと思う。よって、大きく不安が拡大する可能性は大きくないと考える。

日経平均については今回の3/9高値を取る前に27,500円を超えることに苦労していた。

しかし、実際に27,500円を超えたことによって目先の安値も27,500円程度と考えていた。もう少し抵抗すると思ったがここを下回ったことにより、今度は再び抵抗ラインとなることになりそうだ。

よって27000~27500円のBOX相場に移行すると考える。

これを変化させるのはウクライナ情勢かな?ロシアの反抗が峠を越えてしまった感じがあり、ここからはウクライナの攻勢ラウンドに移りそうな様相だ。ここで、各国から供与された戦車等の重火器が戦線を変化させるような展開になればオイルや非鉄金属および穀物の相場をより落ち着かせインフレ懸念を和らげることになる。そして、ウクライナ情勢が各国の財政の負担を小さくさせることによりマーケットへ好影響を与えることになるだろう。

時間的には日本のGW前後になるように思うがそこから夏場にかけては大きな相場が期待できると考えられる。

元気出して行こう!


週末雑感(2023/3/19)

2023-03-19 19:07:57 | 日記

今週初、土日を越えただけでマーケットの様相は激変した。

米国の中規模の銀行の破綻だけならマーケットへの影響は限られたものとなると考えていた。ところが、クレディスイスに懸念が飛び火した。デリバティブのカウンターパーティとして取引の相手方となる大手銀行に懸念が出ると影響は大きくなった。過去数年、懸念はあったものの表面化することは無かった。ただ株価は正直なので5年間で1/10になっていた。ここに短期的な株価下落の攻勢のもと経営不安が表面化した。

今週末、スイス国立銀行はUBSに買収を打診しているようで成り行きが注目されている。

以下Bloombergから引用

スイスの銀行UBSグループと同国の銀行規制監督当局は、苦境に陥ったクレディ・スイス・グループを買収もしくは分割する案を早急に取りまとめるための協議を19日も続けている。20日のアジア市場の取引開始前の発表を目指す。

  スイス政府による一部負担の肩代わりやクレディ・スイスの投資銀行部門の扱いといった難題をクリアする必要がある。

  UBSはクレディ・スイス救済のための買収の可能性に当初難色を示していたものの、当局の催促を受けてクレディ・スイスの深刻な信用喪失の危機に歯止めをかけるため、迅速に執行可能な仕組みを模索している。協議について説明を受けた複数の関係者が明らかにした。

  関係者によれば、UBSはスイス政府に対し、何らかの買収で合意した場合、法的費用の一部や将来的に発生するかもしれない損失の肩代わりを求めており、ロイター通信はその金額を約60億ドル(約7900億円)と報じた。  

  UBSとクレディ・スイスといった世界の金融システムにとって重要な銀行の統合に至った場合、2008年の金融危機以来となり、複雑な協議にはスイスと米国の当局が関与していると、関係者の一部は話した。

  クレディ・スイスの顧客が同行から資金を引き揚げ、取引相手行も同行に関連した一部の取引を拒むなどしており、全関係者が早急な解決を目指して協議を加速させている。関係者の話では、遅くとも19日夜の合意発表が目標となっている。(引用おわり)

 

情勢は予断を許さず、困難な面も多そうだ。クレディスイスのもつ資産や取引ポジションに含み損がある場合の補償や日本で言う所の独占禁止法でスイス国内の寡占となることなどハードルは高いと言わざるを得ない。

これが成立すれば目先の懸念は和らぐだろうし、金曜日のtripleウィッチングを過ぎて先物やオプションの建玉も清算されて持ち高が軽くなっていると思われる。

クレディスイスの下落の影響を受けて、BNPパリバなどのリーマンショック時に大きく売られた金融機関の株価動向も気になる。

これまで大きすぎて潰せないと思われていた金融機関も一つのきっかけで大きく揺さぶられる状況はまだ続くのか?

週明け前半の動きで5月のGWくらいまでの相場の方向が決まってしまうのではないかと考えている。

 

元気出して行こう!

 


週末雑感(2023/3/12)

2023-03-12 19:59:08 | 日記

注目の雇用統計が発表。雇用者数は予想以上であったものの、失業率は上昇した。労働参加率が上がっているので職を求めている人が増えている訳で失業率は下がりにくくなるかもしれない。

 

以下Bloombergから引用

米国では2月の雇用者数が予想以上に増加した一方で、賃金の伸びは前月比ベースで鈍化した。米金融当局が利上げペースを加速させるかどうかを判断する上で強弱入り交じる内容となった。
キーポイント

非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、2月に前月比31万1000人増加
・エコノミスト予想の中央値は22万5000人増  前月は50万4000人増(速報値51万7000人増)に下方修正
・失業率は3.6%に上昇-前月3.4%  市場予想は3.4%
雇用者数の増加が市場予想を上回ったのは、これで11カ月連続。1998年までさかのぼるブルームバーグのデータで最長の記録を更新した。

・平均時給は前月比0.2%増、前年同月比では4.6%増加。前月比ベースでは過去1年で最低の伸びにとどまった。1月は0.3%増だった。ただ、米労働者の大半を占める生産部門・非管理職の賃金は前月比0.5%増と過去3カ月で最大の伸び。

ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、アナ・ウォン氏らは2月雇用統計について「週平均労働時間の減少や平均時給の伸び減速など、いくつか軟化の兆しは見られるものの、雇用者数が予想を大きく上回る増加となり、50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げへと突き進む道が開かれた」と指摘した。

雇用の増加は娯楽・ホスピタリティー、小売り、政府機関、医療などで目立った。一方、多くのテクノロジー分野を含む情報産業や運輸・倉庫では雇用が減少した。

・労働参加率は62.5%に上昇。2020年3月以来の高水準となった。25-54歳の年齢層では83.1%に上昇した。

今回の統計は雇用市場がなおタイトであることを映し出している。ただ、労働需給の改善と一部セクターでの賃金の伸び減速が続けば、インフレ抑制を目指す米金融当局の取り組みを後押しすることになる。(引用おわり)

 

週末は雇用統計よりシリコンバレー銀行が飛んだ方が大きかった。その影響で銀行株には下方への圧力が掛かった。今週突然に報道されていたので預金の引き出しが予想以上に大きくなったようだ。景気が良くても好調な企業ばかりではない。今回のシリコンバレー銀行の経営破綻はPEとかベンチャーキャピタルの行動には圧がかかるかもしれない。この分野はIPOが出来て投資の出口を迎える。そのうえ新規公開株が上昇すればお札を刷っているのと同じで信用創造が行われる。これが止まると、未上場の新興企業には厳しい場面があるかもしれない。

 

さて日本株ですが、今週はSQがあったのでオプションのポジションからは株価は上だとは先週書いた。しかし、SQが終わるとそのポジションが足かせになる。なので個人的には木曜日にポジションを少し落とした。証券マンは現物株が買いにくいのでインデックスファンドでしか運用しないが、ほぼ想定通り。もう少し落としたかったかな?

週明けは28,000円を軸にした動きか?これまで27,500円が上値になっていたので、そこまでは有るのではないだろうか。27,500円近辺では落としたポジションは買い戻したいと思っている。

大きく変動率が上がることは無さそうだが28,000円プラスマイナス500円をターゲットに想定する。ただ、バリュー株は少し目先は買われすぎ感があるように思うので、来週は値がさハイテクを考えたい。

 

元気出して行こう!


週末雑感(2023/3/5)

2023-03-05 20:16:03 | 日記

週末はISM非製造業景気指数が発表される。

以下Bloombergから引用

米供給管理協会(ISM)が発表した2月の非製造業総合景況指数は、前月からは若干低下したものの、市場予想を上回る拡大を示した。1月は2020年半ば以来の大幅上昇で、水準が上がっていた。2月は受注の指数が約1年ぶりの高水準となり、雇用の指数も上昇した。


キーポイント

2月の非製造業総合景況指数は55.1
ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は54.5    前月は55.2
指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
新規受注の指数は2ポイント余り上昇の62.6。21年11月以来の高水準となり、健全な需要を示唆した。

雇用の指数は4ポイント上昇の54と、この1年余りの最高水準。新型コロナウイルス流行期に労働者の確保に苦労していたサービス業が、雇用状況を改善させつつあることを示唆する。10日発表の2月雇用統計が経済全体の雇用状況を把握する上でさらなる手掛かりになる。

ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は発表文で、「業況については総じて前向きであることが示された」と指摘。「納期の短縮から分かるように、供給業者はキャパシティーとロジスティクスの改善を続けている。労働市場はタイトだが、一部の業界では雇用状況が改善した。いくつかの業界では縮小継続が報告された」と説明した。

2月は農業や建設業、小売業を含む13の業種で活動が拡大。卸売業、運輸と倉庫、情報産業など4業種では縮小した。

仕入れ価格指数は65.6に減速したものの、引き続きコスト上昇を映し出している。同指数は約2年ぶりの低水準に下がったが、製造業の仕入れ価格指数に比べると大幅に高い水準であり、根強いインフレ圧力を示唆している。

引用おわり

ISM非製造業景気指数が発表されて、それまでに続きドルが買われるが引けは円高気味で終わる。

その為、米国株は日中高値で引ける。

日本株はこのところの中心価格帯である27,500円どころからようやく上抜けし28,000円手前まで上昇。

ここから10日のメジャーSQまでは上昇継続の可能性がある。

現状25日線は27,510円。5%の上方乖離は28,885円になります。この辺までは期待しても良いのではないかと思います。

値がさハイテク株に資金が行けば29,000円があるかもしれませんが、バリュー株が中心なら225よりTOPIXに行くべきか?

とはいえ、225もTOPIXもそれ程変わりはしないと思われるため攻めてもいいでしょう。

ただ深追いは禁物かなとも思いますので、28,500円より上は売り上がりで3回程度に分けて売却する必要はあるかもしれません。

今日はこの辺で失礼します。

元気出して行こう!