ドイツ銀行(DB)に金融不安は飛び火した。
そもそもDBはデリバティブの保有想定元本が巨大で数年前に経営不安が流布され、株価は大きく下落していた。クレディスイスよりも先に攻撃されていたわけである。今回は金融機関のショートポジションを持つ投資家が次のターゲットを探すうえで元々経営不安があったところに目を向けたという事であろう。
なので、100%安心というわけでは無いが先進国のTOP行を沈めるのは相当困難だろう。クレディスイスはスイス2番手であったので当局も行動が遅れたと思われるがDBはドイツ政府の監視も強く、過去に経営不安説があったが故に逆にターゲットにしにくいのではないだろうか?
週末の株価では不安感を拡大させるのは未だ下落幅が小さいと思う。よって、大きく不安が拡大する可能性は大きくないと考える。
日経平均については今回の3/9高値を取る前に27,500円を超えることに苦労していた。
しかし、実際に27,500円を超えたことによって目先の安値も27,500円程度と考えていた。もう少し抵抗すると思ったがここを下回ったことにより、今度は再び抵抗ラインとなることになりそうだ。
よって27000~27500円のBOX相場に移行すると考える。
これを変化させるのはウクライナ情勢かな?ロシアの反抗が峠を越えてしまった感じがあり、ここからはウクライナの攻勢ラウンドに移りそうな様相だ。ここで、各国から供与された戦車等の重火器が戦線を変化させるような展開になればオイルや非鉄金属および穀物の相場をより落ち着かせインフレ懸念を和らげることになる。そして、ウクライナ情勢が各国の財政の負担を小さくさせることによりマーケットへ好影響を与えることになるだろう。
時間的には日本のGW前後になるように思うがそこから夏場にかけては大きな相場が期待できると考えられる。
元気出して行こう!