今週はニューヨークが新値更新した。
米国金利のトレンドが完全に変わり、3.9%で終わる。
個人消費支出もだいぶ落ち着いてきており、金利が今後5%に戻るのは考え辛くなってきた。
ただ、目先は思惑が先行しているのと年末を控え金利高株安のポジションを閉じている影響が大きいかもしれない。
為替もドル買いポジションが大き過ぎて、その打ち返しが今起こっていると考える。
そうでないとこのニューヨークの株高は説明出来ないと思う。
問題は年明けにどの様な動きをするのか?
perからはなかなか買えない水準にあると思う。per20倍で益回りは5%。とすれば長期金利は3%から3.5%くらいでないと見合わない様に感じる。現状はもう一段の金利低下を織り込んでいるはずだ。それには短期金利が付いて行かなければならない筈だが、そうそう簡単に利下げはしにくいだろう。
一方、日本株は33700円が重たい。
今の投資家さんにとっては現状は未知との遭遇。おっかなびっくりトレードしているのではないかな?
米国のNVDAの様なリード役が必要か?
本当はトヨタなんかがその役をするのが良いのであるが、デンソー製品のリコールやダイハツ問題があってその役にならない。
日本の金利上昇で銀行株も期待されていたが、銀行の貸金も伸びている訳ではないのでリード役にはなりにくい。
意外とソニーとかがその役になるのか?というかこのクラスがリード役にならないと外国人の資金が入りづらいだろう。ソフトバンクは虚業だから他の株価が上昇してから追いかける形ではないかと思う。
そもそも日本の株価には順序があると私は理解している。製造業の国たる日本では過去の株価上昇は 電機→素材(非鉄金属・鉄鋼)→機械→商社→不動産→金融→建設 こんなパターンですね。
要はモノが売れ始めて→設備投資→メーカーに目が行き→商業→インフレ→資金需要UP→工場新設というパターンだった。
今回がそうなるかはわかりませんが頭の端っこにでも順番を入れておく銘柄選びに役立つと思います
バブル期に最高値を取った順番です。(今 年足のチャートが手元に無いので記憶違いをしているかも知れません)
でも日経平均が史上最高値をとる3年くらい前に電機株は高値を付け、その後別子など、鉄、不動産とかの順だったと思います。
当たらないかも知れないけど、歴史は繰り返すものです。
元気出して行こう!