かてぃさんの雑記帳

単なる自分の備忘録です。要はその時自分は何を考えていたのかを残しておきたいだけです。
基本 個別株については書きません。

週末雑感(2019/12/29)

2019-12-29 21:47:00 | 日記




年末を前にナスダックは11連騰。
昨年とはだいぶ様相が違います。
昨年はポジションを減らすだけのために値も見ずに売るだけであった。

一方、今年は打って変わって米国は買い一色。
メディアではまたぞろ来年は売られるとか、バブル発生だとか言われている。
では、米国はバブルなのか?
PERが18倍。これが高いのかまだ安いのか?
世の中の物差しが無い状況なのだろう。

日本のバブル期のPERは確か40倍。
当時は入社前でしたが世の中が浮かれてたのは事実でしたね。
誰も彼も株でシーマを買っただの、一見株なんて興味なさそうなご婦人が億円の株式を売買しているなど
驚いたものです。
世の中もタクシーに夜中乗れずに銀座から自宅までタクシーを探しながら歩いていたら、自宅に着いていたとか
ありました。
ああ言うのがバブルの姿なんだと思います。

そこから見ると米国の現状はそこまで浮かれている感じはしない。
失業者だって十分に居るし、薔薇色の夢を語っているわけでは無い。
実態に沿っていると言う印象が強い。

当然にマーケットは上昇し続けるわけでは無い。
何処かで止まるはずだ。
要は将来的に株式を購入する筈の投資家が先高感から今株式を買うことにより株価が上昇して将来株式を買う筈の投資家が居なくなってお腹いっぱいになった状態が天井なんだろう。
お腹いっぱいだから買い手が減り、そこで調整に入る。
それまでにどんなに利益が出ていてもお腹いっぱいにはなる。
それが何時なんだろうか?

PERもPBRもROEも、実は後付けなんだろうと思います。
だから、今はお腹一杯なのか?それは判らない。

個人的には未だだとは思ってはいるけれど。

国内の話で言えば、全然お金は余っている。
自信が無いだけだ。
それと、マーケットを語り行動することが減っている。
自信の問題だけでは無い。
株式を売買する技術が減っているように思う。

あたかも、原子力発電所を廃止して数年経ったら技術者もその技術そのものも無くなり
伝承されなくなった結果、新たな発電所を作ることも保守することも出来なくなるようなものかも知れない。

ネットトレーダーで蘊蓄を語る人は居る。
でも、それらの人はトレード自体が本業になっている方で本業ではなく運用としての株式を持つ方たちへの影響は限定的だ。だから、業者たる我々の責任は大きいのかも知れない。責任と言っても運用結果への責任ではなく、マーケットの世界を知らしめる責任かな。

そんな事を考えつつ、年末を迎えました。
たぶん、年内の更新はこれ迄になると思います。
本年もいろいろお世話になりありがとうございました。

良いお年をお迎え下さい。





週末雑感(2019/12/22)

2019-12-22 09:28:00 | 日記





24000円に到達してから12月17日に直近の高値をつける。
上記裁定残の表によれば17日に大幅に買いポジションが増加し、売りポジションが減少して売り長から買い長に
転換している。これで裁定ポジションからの買い要因は無くなったか?

おそらくこのデータをもって一旦買い戻しの勢いは削がれたはずである。そして、3日間調整。
日銀の政策決定会合があるから見送りなんて報道もあったけどそれだけでは無いのだろう。

さて、来週以降は前半はモタモタかな?
まず、クリスマス休暇で外国人は休みに入っている。
東証の70%は外国人の売買なので薄商いになりやすい。
手掛かり材料も少ないかな?
年内の損出しも最後となるから多少株価の抑制要因になるかも知れない。
大きく下がった銘柄が売られて、上昇した銘柄はあまり関係ないだろう。


因みに昨年の今頃は株式は大幅安。1日のボラも大きかった。
思い起こせば昨年の株安はヘッジファンドの閉鎖や解約によるポジションの現金化で
下値までがんがん売りに行っていたのが理由ではないかと聞いていた。
機関投資家なら大きな玉の買付や売却に際してマーケットに直接発注することはそれほど多いわけではない。
通常、ブローカーに発注してブローカーの買い決め売り決めで取引している。(当然、ブローカーのヘッジで先物が動くことも多いけれど。)
でも、昨年末は買い板の無い値まで売りに行っていたしブローカーも売り決めを受けなかった。
それだけ年内に現金にしなければならない業者がそれだけ多かったということだ。
だから、クリスマスを底値に売り物が出なくなり株価は大幅に反発した。


少しだけ来年の話をしようかな。
来年は日本の底力が試される年。
しっかり物価を上げ、GDPも拡大させ、企業収益も大きくしていかないと
オリンピック後の谷が待っている。
テレビでは悲観的なことを言う評論家ばかりで嫌になる。
30年悲観的なことを言い続ければそれが普通になっているのはやむを得ない。
意識に刷り込まれているのだから。

でも、経済は気持ちの面も大きい。
今こそ THINK BIG!だ。






週末雑感(2019/12/14)

2019-12-14 08:16:00 | 日記




週末は盆と正月が一度に来たように久々の600円高。
イギリスの総選挙の結果を受けて、Brexitの出口が見えてきたようです。
と言ってもBrexitは出口の意味だけどね・・・
米中交渉の進展は素直に評価してもいいんじゃないかと思います。

米国株についてはそれまでも史上最高値をつけていたので、それほどのインパクトはないかも知れませんが
日本株はBOX相場の上限を抜けてきた事。かつ、11月のSQ時の23624円だったかな?幻のSQとなった
高値を抜けることができなかった水準をあっさり突破し24000円到達。

ここからは、
1)よく使っているMACD陽転
2)信用取引の貸借倍率は2倍強でしかない
3)為替が直近の持ち合いを抜けている
4)内閣支持率は桜を見る会問題があってもそれほど下がらない。
5)大型の経済対策が期待できる。
など、思いつく材料もある。

当然、好材料ばかりでない事は理解している。

でもね、10個の材料があるとして
全てが好材料ならそこが天井だ。
現状は10個の材料があるとすれば今の好材料は4個くらいかな。

自分の認識では10個のうち好材料が5個くらいから8個位に変化した時に一番株価が動くんじゃないかと思っている。
世の中好材料がゼロのときは誰も買いたがらない。結果としては最安値かも知れないが時間が掛かる。
本当の逆張りだ。資金量が豊富なバフェットのような人ならそれが一番いい。
でも、普通の個人投資家は逆張りより順張りの方が効率がいいと思う。
逆張りして、気持ちが耐えられない、サイフが耐えられない人は非常に多い。
自分で下げ相場の中で安値を見極める事は難しい。
一方、順張りはその点怖くなれば降りればいい。その時でもロスはそれほど大きくないはずだ。

だから、そろそろなんじゃないかな?
チョットの自信を持って行こう!

なんかいつも同じようなことを書いている気がしますが、そう思っているんだから仕方ありません。


寒くなってきた年末ですが、ご自愛を!



週末雑感(2019/12/7)

2019-12-07 10:01:00 | 日記




月初の週末は注目の雇用統計。
如何しても相場は影響を受けるし、発表前は様子見になりやすい。
そのうえ次週末にはSQがあるため、ポジションは取りづらい。

そんな中、米国の指標は以下の通り

【経済指標】
・米・11月失業率:3.5%(予想:3.6%、10月:3.6%)
・米・11月非農業部門雇用者数:前月比+26.6万人(予想:+18万人、10月:+15.6万人←+12.8万人)
・米・11月平均時給:前年比+3.1%(予想:+3.0%、10月:+3.0%)
・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:99.2(予想:97.0、11月:96.8)
・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.4%(11月:2.5%)

雇用統計発表後、一旦円安が進み、米金利上昇する。
次いでミシガン大学消費者信頼感指数の発表で期待インフレ率の低下により
米金利が低下するとともにドルも一服。

指標発表のレスポンスとしては悪くなかったかな?


今週は経済ニュースを見ていても
米株は天井に近いとか
日本株の成長率からはper14倍は高いとか
そんなコメントばかりでしたね。

確かに数字だけ見て、統計から言えばそうなのかも知れない。
アナリストとかストラテジストは過去からの検証をするのが商売だから
そう言うのは仕方がないのだろう。

でもね、自分はそうは考えない。
短期的には調整するというのは自分もそう思う。
されど、押し幅は大きくないと考える。
5%とかの調整はあるのだろう。
では、それを前提に上手く立ち回れるのか?
コストゼロのネットトレーダーで短期数パーセントを狙いに行くのなら
その投資行動は間違っていない。
しかし、大多数の投資家は無理だろう。

此処からは時間分散して価格分散してポジションを作るのが良さそうだ。

因みに自分は今回の上昇による増加部分を現金化した。
強気を言いながら一部現金化は矛盾しているかも知れないが、
利益損失のコントロールは必要だと思うし、投資信託でしか運用出来ない身の上を考えれば
ザラ場での売買を機動的に出来ないので仕方ないかな?
本来ならギャンのトレーディングをしたいのだけど。

何回かupしているけどギャンの法則をのせておきます。


1. 資金を10等分し、1回の取引額は全資金の10分の1とする。
2. ストップ・ロス・オーダー(逆指値注文)を使い、ロスカットは最小限に抑える。
3. 過剰な取引をしない、資金配分を守る。
4. 利益を損失に変えない。含み益が出た後は、利益を減らさぬよう、逆指値を上げていく。
5. トレンドには逆らわない。
6. 迷った時は手仕舞い、ポジションを解消する。
7. 値動きがあり売買が活発な銘柄(市場)で取引を行う。
8. リスクを避けるため、分散投資する。資金の一極集中を避ける。
9. 指値注文ではなく、全て成り行き注文で売買する。
10. 根拠の無い理由では手仕舞いしない。
11. 利益は蓄積し、一部は別口座に移し、緊急時に備える。
12. 配当やわずかな利益目当てで売買しない。
13. ナンピンをしない。ナンピンはトレーダーの最大の誤りである。
14. 我慢できないというだけで相場から逃げない。
15. 小さな儲けと大きな損は避ける。
16. 建玉と同時に逆指値を行い、これをキャンセルしない。
17. 極端に頻繁な売買は避ける。
18. 買いだけでなく空売り(信用売り)も積極的に活用する。
19. 値ごろ感に捉われない。安い(高い)という理由で買ってはならない。
20. ピラミッティング(乗せ商い)のタイミングに注意する。
21. 上昇相場で買い増す場合、上げるほどに小さな枚数で買い増していく。
22. ある銘柄を買い建てしていて、その価格が下がり始めた時、これをヘッジしようとして別の銘柄を空売りしてはいけない。
23. 明確な理由なしにポジションを変えない。明確なルールによる判断やトレンド変換などの明白な理由なしに手を引かない。
24. 充分な利益を得た後は取引量を減らす。絶好調のときでも全資金を投入しない。
25. 相場の天井(底)を闇雲に決め付けない。
26. 他人の助言を鵜呑みにしない。自分で研究し、自分のルールを持つ。
27. ロスカットした後は取引量を小さくする。もし3回連続で損を出した時には、元での10分の1のリスクに抑える。
28. 間違えて入るのをさけるのと同じく、間違えて手仕舞うことも避ける。


まあ、少し迷ってたんですよ。

今日はここまで!

良い週末を!