今日はお休みしたのですが、こういう日に限って24000円を超えてくる展開となりました。
それに加えて、本日は配当落日で160円程度の配当がありますから現物は93円高ですが実質250円高です。
日経新聞にも外国人投資家が長期、短期、ヘッジファンドのそろい踏みで買いを入れているとのこと。結局日本人が買い遅れることになるわけです。
バブル崩壊以来30年。日本人投資家は何をしているんですかね?ウェブを見ていれば日本人は凄いとか、テレビでも自画自賛している番組が目立ちますがことマーケットを見ている限りでは、日本人が一番日本を信頼していないとさえ思えてきます。
金が無いならいざ知らず、日銀の当座預金には資金が余っている。というか腐っている。それを使わずに年利0.1%の金利を貰い続ける銀行。
日銀の統計では今年の8月末現在で当座預金は392兆円です。国家予算が100兆円、東証の一部二部ジャスダックで約700兆円です。
これだけの金額を金庫に入れておいて金融緩和もないでしょう。だって、市中に出回らないお金ですから。果たして金庫に本当に入っているのかそれとも日本銀行券で1000億円札を4000枚でも入れているのか?半分冗談ですが、半分は本気です。
銀行のリスク規制もわかるけれど、配当利回りが2%以上の株がゴロゴロしている中で何をしているのか?目利きが悪いだけの様な気がします。
スルガ銀行の件にしても、不動産投資でリスクがあるのは当たり前。それをロクに調べもせずに買う投資家も意味が分からない。自分で住む自宅を買う時は当然現地に行って見て回るのに、投資案件では業者の言いなりになる投資家はカモられて当然でしょう。株なら会社四季報とか有価証券報告書などがあり、調べようとすれば比較的簡単にデータでも揃う。それに株価は一物一価だ。
一方、不動産は1件ごとに土地も建物の状態も違うのに良く調べもせずにそれをフルにレバレッジをかける訳だから負けた時の損失は当然大きくなる。
勝ってる時は良いけど、負けた時の持ち出しは相当大きくなることを理解すべきです。それを業者に全て依存するなんて狂ってるとしか思えない。
要は金融庁が出来て、投資家保護とか預金者保護とかの錦の御旗の元で甘やかしすぎなんだと思います。
まだ、デイトレーダーの方がリスク管理はしっかりしていると思う。
投資は知識や経験を基に分析して、投資の可否を判断して、実際の行動に移す。それにはコストも時間もかかる事を認識すべきだ。
スルガ銀行のパワハラもたいがいだけど、日本全体が甘やかされ、分析も判断も行動も出来ずに一番甘い部分は百戦錬磨の外国人に持っていかれるだけの様に思える。
ハゲタカとか行っている場合では無い。
日本人も十分に分析して判断してリスクをとり、大きなリターンを得る。という本来の姿を確立すべきだ。