五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

マリー&ガリー  第33話

2010年01月05日 | 味楽る!ミミカ、マリー&ガリー、マリア様がみてる
星占い…いつも朝のワイドショーのおまけコーナーでやってますね。
それを見て、「今日は運勢が良いぞぉ!」とか喜んでる自分がいたり。
「笑う門には福来る」と同じでしょうか。

ガリレオさん、いつの間にかラジオ復帰してたんですね。
「ガリバどっこいしょ」という番組を担当されているようで。
その番組のおまけコーナーに、「ケプラーの星座占い」が。

ケプラーって、ガリレオと被るせいか登場しません。
「マリー&ガリー」に出られるということは、科学者として光栄なこと
なのかもしれません。

で…
キュリー夫人は最高の運勢。恋愛運最強だそうですが、いきなり
電話がかかってきて「好きです」はないだろ。それ、一時期流行った
「ハアハア電話」じゃん…。

マリカさんは「へびつかい座」。懐かしいですなぁ、へびつかい座。
最近の星占いでは、すっかり使われなくなったへびつかい座。

星占いの星座というのは、もともと太陽の通り道、「黄道」の上にある
12の星座を使ったモノ。
今回はガリレオさんが「こうどう」と言っただけで漢字が提示されませんでした。

これは不味い。私の友人が、「黄道」を「おうどう」と読んだくらいだから、
お子様はもっとわからないと思うんだ。

全天の星座が88個に決められたのは、1928(昭和3)年。
余談ですが、日本から全く見えない星座は4つ(はちぶんぎ座、ふうちょう座、
テーブルさん座、カメレオン座)となった。
そのとき、各々の星座の範囲が精密に決められたのだけど、それによると
へびつかい座を黄道が通っていることに。


  
へびつかい座は、さそり座といて座の間にあって、太陽は大体12月頃
へびつかい座を移動していきます。
古くから決められている、さそり座を通る期間よりもへびつかい座を
通っている期間のほうが長いせいで、この星座が星占いに引っ張り出された
のではないかと思う。

脱線しましたが…
マリカさんの運勢は最悪で、プリントTシャツを着たダンディなおじさまが
ラッキーアイテム(?)。ガリレオさんの罠が見え見え。

不運続きのマリカさん、とうとう件のおじさまを発見。
ついにガリレオさんの片思いが実る…かと思いきや、「エウレーカTシャツ」を
着たアルキメデスさんに抱きつくマリカさん。

おまけに、マリカさんを不幸にするように仕向けていたのがガリレオさんだと
バレて、マリカさんに思いっきり嫌われちゃうガリレオさん。。
結局、恋愛運最悪だったのはガリレオさんの星座。
オジサンの片思いは哀しく、かつ怖いと思った。

「今日のお言葉」で、へびつかい座の星を見つけたのはケプラーだと
言っていましたが、これも不味い。へびつかい座はもっとずっと古くから
ある星座です。星座を作ったのはプトレマイオス。

あと、もうひとつ不味い点が。

  
このさそり座、αの「アンタレス」が描かれていません。
アンタレスは、直径が太陽の200倍以上あると言われる有名な赤色超巨星。
こんな作画ミスをするなんて、世界天文年2009公式イベント失格だな。
あ、もう2010年だから関係ないのか…?