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70億人が幸せになる方法[その13]

2015-08-09 07:11:55 | thought
えー、お題の「70億人が幸せになる方法[その13]」です。

さとしくんと仲良くなった私は、さとしくんのお兄さんとも仲良くなったのです。
初めは太鼓の上手な憧れのお兄さんでした。その上、漫画を描くのが上手で、
手作りの漫画ノートを読ませてもらったりしました。

それ以来、さとしくんの家にほぼ毎日遊びに行くようになりました。
さとしくんのお兄さんは頼れる兄貴って感じの人でした。お兄さんには色んなことを教えてもらいました。
さとしくんと遊ぶというよりも、お兄さんと色んなことを話すことの方が多かったと思います。

私とさとしくんとお兄さんの3人で漫画クラブを作って、私は下手くそながら、漫画の真似事をしていました。
一番上手いのはお兄さんで、次はイラストがメインのさとしくんでした。
さとしくんには絵の才能がありました。
学校の図工の時間に絵を描くと、それは彩り豊かで、まるで画家のようでした。
絵を描くのが早くて、しかもすごく上手だったのです。

さとしくんのお兄さんの発案で、一冊の漫画雑誌を3人で作ろうということになりました。
そこで、私は自分の描く漫画のストーリーを考えたりしたのですが、結局、さとしくんのイラストと、
お兄さんの漫画だけの漫画雑誌になってしまいました。それでも楽しかったのを今でも覚えています。

私が小6の時に、さとしくんのお兄さんから、あるレコードを聴かせてもらいました。
それはイエローマジックオーケストラ(以下YMO)のライディーンという曲を聴かせてもらったのです。

私は衝撃を受けました。こんな曲があるなんて、しかもお兄さんの話によれば、
この曲はコンピューターで作られたというではありませんか。
お兄さんも興奮しながら、すごいやろ、と言って、私にダビングしたテープをくれました。
コンピューターで音楽が作れることに私はカルチャーショックを受けたのです。

大阪時代の私は、ロボットを作りたいという夢がありました。
その制御にコンピューターを使うということを、図鑑で知り、私はロボットとコンピューターに憧れを持っていたのです。
その夢は小6の時に、はっきりとした形になりました。
ロボットを作るのにも音楽を作るのにもコンピューターが欠かせない、その事実を知り、
私はコンピューターの虜になっていったのです。でもその夢は密かな夢でした。
何故なら、当時のコンピューターはものすごく高価で、操作するのがとても難しかったからです。
まだ、プログラミングのプの字も知らなかった私は、その後それが私の現在の仕事になろうとは夢にも思いませんでした。

[その14]に続きます。