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パソコンとの出会い

2014-10-14 06:34:19 | diary
えー、お題の「パソコンとの出会い」です。

私とパソコンの出会いは中学校卒業後の春休みにさかのぼります。

私が工業高校を受験するにあたって、父と合格祝いについて相談した時に、
当時私は祭りの太鼓をやっていて、YMOの洗礼を受けた事もあり、
ドラムセットが欲しくてたまりませんでした。

そこで、私は高校受験合格と引き換えにドラムセットを買ってもらう事を父と約束しました。
もちろん貧乏な私の家では普通に約束したのでは、買ってもらう事は不可能でした。

私は策を練りました。
それは当時、父はアルコール依存症で、私に酒を買ってこさせるほどの状態でした。
父は酒を飲むと気が大きくなり、簡単に約束をするのでした。
私は高校受験合格の祝いにドラムセットを買ってもらう事の証文を取って指紋の捺印をさせて、
確証を取ったのです。

その証文は大事に取ってありました。

高校受験合格で、本当ならドラムセットを買ってもらう予定だったのですが、
合格後の春休みにいとこの住んでいる名古屋に遊びに行く事になりました。

そこで、初めてパソコンと出会うのです。
元々私はコンピューターに少し興味がありました。
あのYMOがシンセサイザーを制御するのにコンピューターを使っている事を知り、
コンピューターで音楽が出来るということを知識として知ったのです。

当時はNECから日本初のパソコンPC-8001が発売された事もあって、
パソコンというものがあることは知っていました。
ただ、実物を見た事も触った事もありませんでした。

まずは、いとこの家の近くの本屋でパソコンに関する情報を集めました。
そこで初めてパソコンはプログラミングをして使う事を知りました。

もちろんプログラミングなんてしたこともありません。
当時、いとこの家から自転車で30分ほど行った所に、家電量販店があり、
そこにパソコンが展示されているという事をいとこに教えてもらったのです。

私はそれを見たい、出来れば触ってみたいと思いました。
で、私はいとこと家電量販店に行って、NECのPC-6001を生まれて初めて見て、
それを触る事になったのでした。

私は、どうやってプログラミングするか全く解らない状態で、
本屋で買ったパソコン雑誌のプログラムリストとにらめっこして、
試行錯誤してプログラムを入力したのです。

が、素人の初心者がそれを実行する事は不可能でした。
なので、電器屋の店員さんに聞いてみる事にしました。

すると店員さんは、そんな事も知らないのにパソコンを動かそうとしている私を、
鼻で笑ってあしらったのです。

小心者の私は恥ずかしくなって、顔を真っ赤にしてそこから逃げ出したのでした。

後で、いとこと叔母に「知ったかぶりするから恥をかくんだ」と何度も言われて笑い者にされて、
私はショックでその夜は布団の中で悔し泣きをしたのでした。

それから私の心に火がついて、「よし、それならやってやろうじゃないか」と思い、
島の家に帰ってから、父にドラムセットはいらないからパソコンを買ってくれと、
直談判したのです。

そこで、なんと父からOKをもらう事になりました。

当時、家が貧乏なのは痛いほど解っていました。
なのに、買ってもらえるなんて思ってもみなかったので、私は天にも昇る気持ちになりました。

それからはBASIC言語の勉強を独学で覚えました。
それがコンピューターのプログラミングとの出会いでした。

続きます。

ではでは。